外は晴天!暑い日でした。
「SISTERS」の看板がどこにあるのかずっと分からずにいたのですが、
今日、やっとこ発見しました!
ので、写真をとってきました。
これ、もう少しアップで撮ればよかったなぁと思いました。
絵なんですよね、これ。
遠目だと写真っぽいですよね。
この二人のど真ん中に立ってピースサインで写真を撮ってもらいました。
「真ん中に立つか?」
と言われたのですけど・・・やっぱ真ん中ですよね!
真ん中じゃなきゃ、どこに立つんだろう?
あんまし想像がつかないのでした。
さて、芝居ですが、今日は妄想と現実がはっきり分かれて
みれたように思います。
前よりも分かりやすく見れたのは、
繰り返し見ているせいなんでしょうかね。
私は何度見ても感想は大きくは変わらず、
嫌な過去、消したい過去は隠したり、消したりするよりも、
受け入れていくことが1番の自分への浄化ということを
この芝居から感じます。
実際世界でもそうで、嫌なものから逃れよう逃れようと
するだけでは、余計にそれに対しての思いを強くしてしまうだけ
なんですよね。
だから、嫌なこと、消したいものに出会ってしまったときは、
逆に受け入れる形で、決別できるようにしていくのが、
シンドイ上に一番の遠回りのようでいて、一番の近道だと
私は思っています。
馨は父を好きだったという気持ちを消そうとしたんですよね。
それであんなにずっと苦しんでいた。
妹を選んで死んでしまった父に憎しみを持つことで、
自分の気持ちをごまかしていたのだと思う。
そして、そのごまかしの感情さえも消し去ろうとして、
本当の自分の気持ちに何重もの壁を作ってしまって、
自分自身本当の気持ちが見えなくなっていたのではないかと思う。
「私も連れて行って」だったっけ・・・?
妹を救うでも、父を否定するのでもなく、
一番の素直な気持ちの台詞が「私も連れて行って」だったのでは
ないだろうか?
でも、それを認めれなかった馨は妹の死を自分の至らなさのせいにし、
父親のせいにし、本当の自分の気持ちから目を逸らしていたのだと
思います。
だから、実際に、妹と父の死を見たときに、舞台ラストのように、
「私も連れて行って」といった本音は吐けなかったのではないかと
思います。
父が自分よりも妹を選んだということを受け入れることは、
そのときの彼女には重過ぎる現実だったのだと思います。
受け入れることができないくらい大きな衝撃だったと思う。
だから、ああやって舞台ラストで本音を口にすることで、
私は馨はあれで救われたのだと思っています。
きっと、あれで彼女は立ち直れる。
私はそう思います。
心の傷は誰でもない、自分自身が癒すもの。
人に頼って癒されるものじゃないと私は思っています。
まずは現実(本当の気持ち)を受け入れることがないと、
次には進めないように、やっぱり思います。
だめなものはだめとか、好きなものは好きとか。
それを受け入れた上で次のすすむべき道を進めばいい。
今日はカーテンコール5回(だよね?)ありました!!
三回目で、自殺する人の役者さんと、演出家の長塚さん戸から登場!
松さん、長塚さんの袖をひっぱって、舞台中央へ。
長塚さん、ズボンの裾がびしょびしょに。
「やられた~」といった顔してました。
松さんは「やった~~~」って顔してました。
梅沢さんもニッコニコでした。
そのあとのカーテンコールでは、もう、長塚さん、自ら役者と
同じ位置から登場。
ズボンの裾を捲し上げていました。
スラッと背の高い人でした。
さ、次は北九州、そして、新潟、大阪へと公演は続きます。
私は今回で最後ですけど、すごく完成度の高い舞台だったように思います。
今日の芝居あとの雑談の中でも出てきたのですが、
最後の台詞。
「家に帰ろう」という台詞。
あれ、すごく大事な台詞だと思います。
もう少し大切にして欲しいなぁと私も思いました。
あそこって怒鳴らなくてもいいんじゃないかなぁと思います。
難しい台詞だとは思うんですけどね・・・。
馨を包み込むように優しく言って欲しいなぁ~と思います。
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