先週のある日、T後輩がみんなの部屋にきました。
そして上司に向かっていいました。
「あの、蛍光灯の替えはどこにありますか?」
「えらいね、蛍光灯を換えてくださいといいに来たんじゃないんだ」とM先輩。
「スカートはやばいよ。ジャージに着替えたほうがいいよ」とS後輩。
「あ、はい」とT後輩。
T後輩は場所を教えてもらうと、みんなの部屋を出て行きました。
先日一緒に高尾山に行ったときに、腰が弱いので重いものを持っては
あんましよくないという話をしていたのを思い出して、すぐ後を追いました。
すると、女子更衣室が開いていてT後輩がロッカーの中を見ていました。
「ジャージないなぁ」とT後輩。
「あのさ、脚立持つよ」
「え!いいですよ。大丈夫です」
「だって、腰弱いでしょ?」
「あ、でも、これくらいは大丈夫なんで」
「そう?でも、蛍光灯は危ないから持つよ」
脚立と蛍光灯を一気にもって上がろうとしていたので、
蛍光灯だけ持つことに。
一緒に階段で四階まであがりました。
そして、天井の蛍光灯を見て・・・
「ねえ、これ(持ってきた蛍光灯)、短くない?」と私。
「え?そうですかぁ?」とT後輩。
「ほら、どう見ても短い」
「あ、本当だ!」
ということで、再び下に行って長い蛍光灯を探しに行きましたが、
よく分からなくて、みんなの集まる部屋に行きました。
「あの、○○室は長い蛍光灯みたいなんですが、長い蛍光灯って
どこにありますか?」と私が上司に聞くと、
「コーチ!もしかして手伝いに行ってあげていたんですか?」とS後輩
「え?あ、うん。一人じゃ大変そうだったから」と私
「さすがコーチですね。鏡です!!」
「・・・・(照)」
褒められ弱い私です。
長い蛍光灯を持って再び四階へ。
T後輩は、「うわ~~~~」とか「うひゃ~~~~」やら、
声を上げながら蛍光灯を取り外しました。
3mくらいはある長い蛍光灯です。
私はその間、脚立の脚を持っていました。
しかし、蛍光灯をはめるときに、振り返らないともう片方を
うまくはめられない状況にT後輩の叫びはさらに大きくなり、
「こわいよ~~~~」とT後輩。
仕方ないと、脚立の上に向かい合う形になって一緒に蛍光灯を
はめました。
不安定だったので片手は蛍光灯、片手は天井にあてました。
「こっち側はもうはまった?」
「はい!はまりました!!」
「じゃ、ぐっと抑えててね。反対側はめるから」
ってな感じで、二人でやるとすぐにはめることができました。
「ありがとうございます!!」とT後輩。
喜んでもらえてなによりです。
「すごい汗かいたんですけど。なんでだろう?」とT後輩。
「冷や汗なんじゃない?」と私。
「そうなのかなぁ」とT後輩。
「だって、すごい怖がってたじゃん!」と私。
そして、私はみんなの部屋に戻りました。
しばらくして、T後輩がみんなの部屋に降りてきました。
「さっきはありがとうございます。さっきの部屋にいた人たちが
コーチのことをエースだって言ってました」
「え?エースって?」
「コーチはすごいんだって言ってました」
・・・何がすごいんだ?と思いつつも、うれしそうに話してくれる
T後輩を見ているだけで、自分ものすごく満足気分だったのでした。
こんなささやかなことが今の自分にとってすごく幸せなんですよね。
さ、明日はどんなことがあるだろうなぁ。
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