えんじゃけん

奥能登国際芸術祭2023 (1日目)

今日は奥能登国際芸術祭に行こうと言うことで朝5時半に起床。羽田には七時半には着いた。羽田に近づくと駐車場の状況が電子掲示板でわかるのだが、なんとP1からP4まで満車とのこと。しかし、自分はバイクなので、すぐに停めることができた。
空港も結構混んでいて、荷物検査に20分ほどかかるとアナウンスがあり、コンビニで買ったサンドイッチをそそくさと食べ、ゲートへと向かう。Dゲートはかなり混んでいたのだが、自分が入るAゲートはガラガラであった。スムーズに乗り場まで行けた。今回はサテライトという場所にバスに乗って乗り場まで移動したのだが、そのバスに乗っていたスチュワーデスさんに驚いた。何に驚いたかと言うと、バスが発車したら私も座っていたベンチ席隣に座ったのだが、座り姿勢がとても美しかった。さすがだなと思いつつ、自分はだらんとした姿勢で座っていた。

能登までは飛行機で40分ほどで着く。空港には10時すぎに着いた。レンタカーを借り、まずは潮騒レストランに行こうと思い、適当に地図アプリで当たりをつけて行ったが、かなりの遠回りになってしまった。輪島を通るコースとなった。途中の紅葉が綺麗であった。


明るいうちに行けたらいいなと思っていた白米千枚田を通るコースだったので、寄り道をする。稲刈りが行われた後であった。



しばらく撮影した後、潮騒レストランに向けて走る。




潮騒レストランに着いたのは11時半であった。インフォメーションでパスポートをもらい、レストランへと向かうが多くの人が待っていた。名前を名簿に書くようになっていたが、ものすごい数の名前である。50組はいるだろうか?名前を書いた後、同じ敷地内の作品を見ることにする。

04.石野卓球代第3号
これは、以前は羅ボルトすずの近くにあったものだが、震災の影響でこちらに移動されたんだそうだ。

05.松雲海風ハシ雲
震災などの影響で会期スタートには間に合わなかった作品。実際に登ったりできるが、大人は屈んで登る箇所などもあり、大変そうなのでみるだけにした。

02−1スズシアターミュージアム


窓型のスクリーンに能登の風景が映る。本当の窓のようだ。




みている間に呼ばれたらどうしようと思ったもののそんな心配は全く無用であった。レストランに戻ってもまだ、30組近く待っている状態であった。あまり進んでいない。以前来た時はキッチンカーがあり、外の椅子で食べる感じであった。眺めが良く気持ちよかったのを覚えている。その気持ちいい場所にレストランができたということで、是非食べたいと思ったのだが、こんなに混み混みとは。レストランだけでなく、テイクアウトも絶対した方が良いのになと思いつつ待つこととした。ずっと待ち、1時40分にやっと案内された。
こらからご飯を食べ、どれだけの作品を回ることができるのだろう?店内に入ると席は意外に空いている。それなのに通さないのだなと思った。
私はカウンター席に案内された。海を眺めながら食べられる席である。目の前がテラス席になっている。食事を待っている間、そのテラス席で婦人3人が写真撮影会を始めた。たまにこちらを向くので目が合って気まずい。色々な座り方、ポーズで写真を撮っていた。5分ほど撮り終えるとご婦人たちは満足した表情でその場を去っていった。
メニューを聞かれ、ランチプレートセット、カレー、パスタから選ぶようだ。おすすめを聞くとランチプレートと言われたので、それを頼む。ランチを早々に食べ、次の作品へと向かった。



02−2
スズシアターミュージアム分館


飾っている感じの部分は入り口当たりのみで、奥は倉庫という感じであった。まだ、これからかな?招き猫が可愛かったのでアップで撮ってみた。ここはサッと実kて次に向かいことにした。

■旧上黒丸小中学校
43.あかりのありか


物語をもとに積み木をワークショップで積み上げて作っているのだそう。


44.祈りのかたち


実際に珠洲の人たちが着ていた服を提供してもらっているそうで、この一塊が一人の人が1日着ていた服のようであった。それがなんだか面白く感じた。上に浮いているのは、その服の切れ端で作られた盃。これの方に意味合いが大きいようではあったが、私はこの下に畳まれている服の方がとても興味深かった。これは、男の人で会社用かな?とか、これは女の人で何歳くらいで何をしていた人だろうとか思いながら服を眺めた。

ふと時計を見ると、え?!もうこんな時間?と思ったが、時計はこの時刻で止まっているだけで、実際は2時台であった。かなり焦った。

廊下の出窓に飾っている植物も可愛い。こういうところに、人々の心配りが感じられる。



この後は、47番の作品を見に行く。
駐車場に車を停めて5分ほど歩いて行くのだが、風景がとてもよかった。能登の風景は本当に絵になる。


■北山の棚田
47.ボトルシップ


ボトルの中の船の中には水が溜まっていて、小魚が泳いでいた。子供が興味深そうに水の中をのぞいていた。私もこういうのが好きなので、興味深く水の中をのぞいていた。水は毎日付け足しているのだろうか?雨がたくさん降った時、中の魚は大丈夫なのだろうかなど少し思った。ノアの方舟をイメージしているのだろうか?ボトルの中の船の先には神様のような人物が立っていて指を指して先を据えている。しかし、ボトルの中だから前には進めない進めないのだが、このボトルごと海に浮けばどこかに行けるのである。

46.Future Past 2323
ここは古民家の中に作品が展示されている。主に、昔の家具などを作品として飾っているが、タイトルに未来がつくのが面白い。



民家なのに、なんだが金の襖に見えてくるので不思議だ↓

阿吽の提灯かな?ユーモラスである↓

■寄揚の浜
06.自身への扉
これはみたかった作品の一つ。


周りの風景も面白い。砂浜にもようができていた。綺麗である。


満ち潮だと海に浸ってしまうようである。


キラキラしているのは、一枚一枚ヒラヒラさせているからだ。ここは人気スポットのようで、たくさんの鑑賞客が集っていた。人がいない状態で作品を撮るのは一苦労であった。動画でも撮影してみた。この作品は、動画で見る方がおすすめな作品だと思う。


07.風と波
もう陽が沈みかけている(汗)
潮騒レストランで時間をかけ過ぎてしまった。


08.太古の響き
もう、太陽スレスレです。先客の女性二人がやけに感心してこの作品を見ていた。写真もいろいろな角度から撮っていた。ここは、周りの風景も抜群な場所である。毎年作品が変わるのは、冬を耐えれないからなんだろうか?
先を急ぎます。

■木ノ浦
09.ブレス・ビヨンド
散策して、みていく作品ですが、太陽の沈む関係で最初の方だけ見ました。夕暮れの鑑賞は真っ暗になるので、ご遠慮くださいとのことであった。

10.TENGAI
対になるもう1本があるのだけど、近くからは2本は同時に取れなかった。

11.Infinity 41,42,43
ここには、おしゃれなカフェがある。また宿泊施設もある。いつか、ここでのランチかお茶、そして宿泊もしてみたいものだ。

もう今日はここまでである。本当は、12番の幻想考まで見たかったのだが、5時を過ぎてしまっているので見られなかった。潮騒レストランで食べたかったのだが、まっている間に景色がかなり満喫できたので、無理に待たなくてもよかったかもしれないと今更ながら思う。
この後の動きを考える。宿は20時にチェックインと伝えているが、もし、白米千枚田のライトアップを見て、見附島あたりの温泉に入るのだとしたら、20時までに戻って来れる保証するがない。ここはひとまずチェックインをすることにした。

能登半島の先端のランプの宿と行きたいところではあるが、ランプの宿は人気で取れないので、その近くにある宿に泊まった。車は近くの狼煙の道の駅に置いて、歩いて数分で着く場所にある。道路側は入り口ではないのでわかりにくかったが、建物をくるとと回ると裏側に入り口があり入ることができた。丁度、先客がいてチェックインしているところであった。女性一人旅のようであった。空港利用者には割引サービスもあり、なんと3000円ほどで泊まることができた。風呂はないもののちゃんとした個室で満足である。宿主に聞くと、チェックイン後は宿を自由に出入りしていいとのことだったので、千枚田と温泉に行くことにした。

千枚田のライトアップはそんなには期待していなかった。しかし、行ってみてびっくり。そのスケールと綺麗さに圧倒された。ゆらめくような照明で黄→青→ピンク→緑を繰り返し色を変えているようである。すごく混むのかと思ったが、そこまで人がいるわけでもなく、19時台は道の駅が開いていて駐車場の警備員さんもいたが、20時台にはもういなくなっていた。ライトアップ自体は21時までとのことであった。


棚田の中を散策できるようになっていたので散策する。暗闇に目が慣れてくると、波が見えたり、星がたくさん見えたりして、とてもよかった。
どんなにいても飽きない。しかし、この後、風呂も入るし、ご飯も食べるし、いくら自由と言ってもあまり遅いと宿の周りの人に音が響くだろうしということで、もっといたかったが温泉に向かうことにした。




温泉は駐車場がよくわからず、まずは迷ってしまった。何度もその建物らしき前を通るが駐車場がわからない。なんとか車を停め、その後、日帰り温泉と思った建物の扉を開けると、なんだか様子がおかしい。普通のこぎれいな泊まり用っぽい玄関だ。温泉(銭湯)という感じでない。どうも違うなと思ったら、それは別館の宿泊施設であった。温泉は向かいにあった。ちょっと迷ってしまったが無事入店できた。その時点で21時前くらいだったろうか。
番頭の人は男の人だった。気さくな感じの人であった。先客で女性が一人いたが、私が入ると同時に出て行き、貸切になった。22時まで開店しているとのとであったが、もっとお客に来てもらいたいものだ。蛇口からなぜか水が出ず、熱くて火傷するかしないかギリギリラインではあったが、なんとか頭と体を洗い、温泉に浸かる。二段になっていて腰がかけられるようになっている。腰をかけてもかなりの深さがあり、肩ぐらいまでつかれた。蛇口の湯は熱いが、湯船の湯はそこまで熱くなかった。500円くらいで入れる。シャンプーリンス、ボディソープは備えがないが、100円でボトルで貸してもらえる。男湯はロッカーに鍵がついているが、女湯には鍵はない。
宝湯さんは2階もあがれるよいうになっているようだ。ここ、昔、芸術祭で会場になったそうである。確かに、風呂の作品も見に行ったことがあったが、ここだったのか。たくさんスリッパが階段前に置かれてあり、上がれるか聞こうかと思ったが、私一人だし、なんか聞けなかった。外から見ると2階は電気が消えていた。2階も上がれたのだなとわかったのは家で検索してでのことだ。ここの温泉、5月の震災で半壊したらしい。そうとは感じさせない感じであったが、苦労しているんだなと思った。今、復興のためにクラウドファンティングをしているんだそうだ。ぜひ、頑張って続けてほしい。
あいにく、写真を撮るのをわすれてしまった。


帰り道、車はほとんどいなかった。目の前に大きな半月が浮かんでいた。かなり大きい。写真で撮りたいと思い、信号待ちの間に撮る。しかし、信号が目立ち過ぎて月がわかりづかい写真になった。そのまま、車をしばらく走らせると海沿いにでた。月が海面にも映っていてとても綺麗だ。車を停め、写真を撮る。車から降りた方がいいのだろうが、周りがあまりにも暗くて怖いので、車内より撮った。


宿に戻る途中で稲荷寿司とカップヌードルを買った。宿に戻ってそれを食べることにした。キッチンでお湯を沸かし、カップヌードルにお湯を注いで上の部屋へと持ち上がった。キッチンと居間には2、3人の人がくつろいでいた。私も使ってよいスペースなのだが、早く一人になりたくて部屋に戻って食事をとった。カップヌードルはミニにした。稲荷寿司は3個入っていた。1個は残して明日朝食べようかと思ったが、これが意外に美味しく感じ、全部食べてしまった。明日の朝のパンくらい買っておけばよかったと思った。周りには本当に店がないのだ。その後、重い体に鞭打ち歯磨きをし、明日の鑑賞予定の作品の予習をしてからとこに着いた。疲れていたようで、すぐに眠りに落ちた。2日目に続く。


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