市原市Part①
市原湖畔美術館・旧三平小学校・上総牛久駅周辺・内田未来楽校エリア
市原アートミックスが今年、行われる予定であったが、名称が変わった。
100年後芸術祭という名だ。
昨年からこの名前は聞くものの、いまいちよく分からない。
HPもあるが、見てもやはり分からない。
百年後芸術祭とは
百年後芸術祭は、千葉県誕生150周年記念事業の一環として実施される、百年後を考える誰もが参加できる芸術祭です。自然、文化資源、豊かな千葉を舞台に、一緒に百年後を創っていく共創の場としての芸術祭を目指します。
総合プロデューサーには、芸術祭の会場の1つであるクルックフィールズ(木更津市)の代表を務める音楽プロデューサーの小林武史が就任。アートの総合ディレクターは、地域に根ざした芸術祭を数多く手掛ける北川フラムが務めます。
国内外から参加したアーティストやクリエーターによる多様な芸術作品が、内房総を中心とした千葉県各地に展示されるほか、ライブアートパフォーマンスや食をテーマとした体験など、体験型プログラムもご用意しています。
「アート」「テクノロジー」「音楽」「食」、そしてそれらからの「学び」を通じて、百年後を一緒に考えていきましょう。
(100年後芸術祭HPより引用)
この100年後芸術祭は千葉の至る所であるようで、「内房総アートフェス」「いちかわ芸術祭」「山武市100年後芸術祭」「白子芸術祭」とあるようである。
今回は、この中の「内房総アートフェス」に行った。
市原アートミックスであれば、事前に書籍(ガイドブック)が発売されるのであるけど、今回は書籍もないようである。
しかし、会期が迫っていたのでとりあえず、前売り券を買っておいた。
この前売り上記の4つの芸術祭に行ける訳ではなく、内房総アートフェスだけの前売り券となっている。
前売りと当日券だと1000円も差があるので、これはとりあえず、前売りを買っておこうと思ったのだ。
(一般:前売り2500円、当日3000円・・・小中高生:前売り1000円、当日2000円)
また、市原アートミックスだと市原市だけで展開だったのだけど、今回の内房総アートフェスでは、市原市・木更津市・君津市・袖ヶ浦市・富津市の5市で展開されるようである。
会期は3月23日(土)〜5月26日(日)と長いのだが、全部行けるかちょっと不安もある。
とりあえずは、コンビニで発券して市原湖畔美術館へと向かった。
今回、引換券を受付に渡せば、パスポートとガイドブックがもらえるとのことであったので、とりあえずはそのガイドブックを手に入れるためにも向かった。
午後からのスタートであったが、ゆっくり見て4会場回ることができた。
時間は、こんな感じで回った↓
12:40 市原湖畔美術館
14:20 旧三平小学校
15:20 上総牛久駅周辺
16:30 内田未来楽校
では、簡単にどんな感じであったか紹介。
■市原湖畔美術館
12:40
湖畔美術館の入り口に芸術祭の受付があった。
そこに引換券を渡すとパスポートとガイドブック&地図をいただけた。
こんな感じでスタンプが作品の近くにある↓
押すと、丸い印がつくようになっていた↓
■14.KOSUGE1-16「Heigh-Ho」2013(常設)↓
■15.KOSUGE1-16「Toy Soldier」2013(常設)↓
企画展「ICHIHARA✖️ART✖️CONNECTIONー交差する世界とわたし」2024
■14.KOSUGE1-16「Heigh-Ho」2013(常設)↓
■15.KOSUGE1-16「Toy Soldier」2013(常設)↓
企画展「ICHIHARA✖️ART✖️CONNECTIONー交差する世界とわたし」2024
入口の看板です↓
■10.ディン・Q・レ「絆を結ぶ」↓
■11.リーロイ・ニュー「多次元港としてのバレテ」2024↓
ペットボトルをつなぎ合わせて作っている。
作品もすごかったが、影が綺麗だった。
■12.リュウ・イ「はじめまして」2024↓
映像が流れるのだけど、その映像の映し出される壁の前に、キラキラ光る透き通った布が2枚重ねて吊るしてあり、それに投影しているのだが、もやもやと映像が移り、記憶を辿っている感覚になる。
■13.チョ・ウンビル「私の青」2024↓
素材は布。
海を表現しているのだそう。
海を表現しているのだそう。
■16.クワクボリョウタ「Lost Windows」2013(常設)↓
17.アコンチ・スタジオ「MUSEUM-STAIRS /ROOF OF NEEDLES&PINS」2013(常設)↓
こちらは作品名とか特になかったけど、今回設置されたもの↓
17.アコンチ・スタジオ「MUSEUM-STAIRS /ROOF OF NEEDLES&PINS」2013(常設)↓
こちらは作品名とか特になかったけど、今回設置されたもの↓
石に布を巻いている↓
13番のチョ・ヨンビルさんの作品の続きor仲間かな?
■19.鈴木ヒラク「Warp」2017(常設)↓
■18.木村崇人「星ぶどう」2013(常設)
この作品は夜出ないと見られないので、今回は見てない。
■旧平三小学校
14:20
■34.冨安由真「Three on the Level」2024↓
もと理科室のようだ。
この部屋に入る時、最初暗くて怖かった。
入るといきなり唸るような音がして、真ん中のケースが光る。
すると、中に鹿が・・・!
■28.秋廣誠「時間鉄道」2021
■28.秋廣誠「時間鉄道」2021
■29.アブドゥルラーマン・アブダラ「最後の3人」2024
■冨安由真「ヤコブの梯子(終わらない夢)」2021
薄暗い階段を登って行くと所々灯りがつく。
そして、デスクが見え、その前方上に梯子がある。
梯子を見上げると、永遠に続く梯子が見える。
■32.ラヴァル・モンロー「サンクチュアリー」2021
■32.ラヴァル・モンロー「サンクチュアリー」2021
■笹岡由梨子「Animale(アニマーレ)」2024
これ、面白かった!
楽器演奏したり、歌ったり。
それも労働の歌。
「動物と人間の境はどこだろう?」
「動物にとっての労働とはなんだろう?」
という素朴な疑問から生まれたんだそうだ。
歌に合わせて、モニターに映し出された歌詞が紙芝居のように変わっていく。
モニターの目や口は動く。
■31.冨安由真「The TOWERU(Descension To Emerald City)/塔(エメラルド・シティに落ちる)」2021
■31.冨安由真「The TOWERU(Descension To Emerald City)/塔(エメラルド・シティに落ちる)」2021
■上総牛久駅周辺
15:20
■5.大西康明「堺の石 養老川」2023
一瞬、貝?と思ったが、川の石を銅箔で覆うことで石の型をとってそれを空間に配置しているのだそうだ。
そう言われれば、石のようにも見える。
■4.沼田侑香「MEAT SHOP」2022
中に入ると実際にコロッケを売っていた。
「JAPANESE SWEETS SHOP」
ここは和菓子を売っていた。普通のお菓子も売っていた。
いちご大福は売り切れのようであった。
■9.岩沢兄弟「でんせつのやたい」
この作品は電気屋さんの中にあるのだけど、私が行った時は、店員さんがいなくて中に入れなかったので作品は窓越しに見た。
■6.柳建太郎「KINETIC PLAY」2021
■7.豊福亮「牛久明が座」2021
■3.栗真由美「ビルズクラウド」
この作品は上総牛久駅舎の中にある。
天井に吊るされた家のオブジェ。
53.藤本壮介「里山トイレ」2020
53.藤本壮介「里山トイレ」2020
上総牛久駅にあるトイレ
■千田泰広「アナレンマ」2023
■千田泰広「アナレンマ」2023
この建物の中に作品があるんだけど、これ、ものすごくよかった!
多分、釣り糸が沢山張り巡らされていて、奥に鏡があるのかな?
それを後から照明を下から上に動かしながら当てることで、ものすごく浮遊感を感じた。
ものすごく綺麗であった。
伝わるだろうか。
最大に灯りつくと、糸の全貌が見える。
こんなにも糸と張り巡らされているのだ。
これは一見の価値あり!!!!
これは一見の価値あり!!!!
常設になるといいのになぁ。
■内田未来楽校
16:30
■2.イ・ビョンチャン「クリーチャー,2024」2024
でかい!教室何部屋分かの大きさである。(2部屋分?)
空気を入れたり,抜いたりしてまるで生き物が呼吸しているようであった。
蜘蛛がイメージ?複眼?
気持ち悪くもあり、色が綺麗でもあり、面白い。
トゲトゲがいっぱい!
ビニールだから光を通す。
大きな生き物(虫?)の後ろの上の方にもう一匹発見。
こちらもちゃんと呼吸しているように見えた。
所々ホースのようなものがあった。
これで空気を送っているのかな?
■1.角文平「Hoing」2024
■1.角文平「Hoing」2024
苔玉みたいな巨大な球から大小様々な蛸がいっぱい飛んでいる。
そして、玉の上を見てみると、家があった。
そしてこの苔玉のような物体自体も浮いていた。
廊下奥に、小学校の古い写真が流されていた。
今日は、市原の4会場を回ることができた。
市原だけでも後、3会場もある。
とは言っても、こんなに会場があるのは市原市だけである。
木更津が3会場、君津も3会場、袖ヶ浦と富津は1会場なので、まあ、期間内に回れるかな。
今回、ネットでは分かりにくいのもあってか、人がものすごく少なかった。
はじまったばかりだからだろうか。
作品名の横に作成年を今回入れて見たんだけど、上総牛久駅周辺は、アートミックスの時期以外にも色々活動しているのは知っていたけど、その間に結構新しい作品が誕生したんだなということがわかった。
今回、新しい作品にも沢山会えてよかった。
残りのエリアも楽しみ!
HPを見ているだけだと新しい作品ないのかなと不安になったけど、そんなことはなかった。
市原市については、いつものアートミックスのような感じであるようだ。
そのほかの市はどんな感じなのか楽しみである。
下の花々は、内田未来楽校の近くに咲いていた花々である。
旧内田小学校にも車を停めれるようになっていて、そこから内田未来楽校に歩いて向かったんだけど、その道中に咲いていた花々である。
さくらは、まだ1部咲きくらいな感じであった。
咲いているところだけを拡大して撮ってみた。
とても綺麗であった。
そして、菜の花。
車を走らせていると、広い面積に菜の花が一面に咲いているところなどもあった。
今日は天気もよく、気温も暖かで春を感じられる良い一日となった。