えんじゃけん

不能犯

今日は不能犯を観てきました。

こういう雰囲気の作品は好きです。

けど、映画ではなくてもいいかもって感じです。

 

 

少しネタバレで。

松坂桃李がとにかく不気味です。

立っているだけで不気味です。

不気味オーラ全開です。

すごい・・・のひとこと。

演技派なんでしょうね。

松坂桃李が演じる役と、沢口エリカが対立の関係なんですけど、あまり対立感はありませんでした。

松坂桃李が演じる宇相吹(うそぶき)は相手のマイナスの感情をうまく利用してマインドコントロールをかけて、死においやるんですよね。

それも依頼があればやるというもので、でも純粋に殺したいという気持ちからの依頼でないと依頼主も殺してしまうという。

しかし、マインドコントロールなので実証できず、捕まえることができない。

明らかに殺す意図があっても実証できないと捕まえられないので、そのような犯人を不能犯というんだそうです。

しかし、最後の最後。

爆弾が幼稚園にしかけられて絶体絶命の時、思わずその宇相吹の登場を待ったのはきっと私だけでないはず。

爆弾犯を死に追いやることで結果的には幼稚園の園児たちを守る形になった宇相吹。

もし、沢口エリカ演じる女刑事のように、信じること、希望を大事にして爆弾犯を生かしたなら、園児たちは死んでいたかもしれない。

一体、何が善で何が悪か。

そんなことを考えさせられる映画かなと思います。

けど、結局不能犯である宇相吹は捕まることなくこの先も人々の願いを聞き、人を死に追いやっていくだろうエンドなんですが、なんとなくそれはすっきりしないなと思いつつ。

 

 

 

最後の最後には、

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