自分色=My Colorについて
前回、前々回と「色」について書いたら、
多数質問が来ました・・・。
結構カメラについて基本的なことが分かっていない方が多い。
改めてそう感じました。
正直に言いまして、
アマチュアの趣味で楽しむ分には、カメラのこと何も知らずに、
ただ「簡単オート」で撮影していても問題ありません。
それどころか、そうやってカメラ任せで撮影しても今のカメラは十分撮れます。
フォトコンだってそうやって撮影した作品で入賞します。そんなもんです。
ですから何~にも問題ないですよ!
これからもイージーに、楽しく長く続けて下さい~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということでお終いにしたかったんですが・・・。
そうはいかない訳です。
プロならもちろん、アマチュアでも私のブログ読んでるような方は、
プロレベルの意識や技術を目標としている方が多いからです。
さて前回も「色」について書いたところ、色々意見頂いたんですが、
ここでまずあまり写真学校で教えてくれないこと書いておきます。
私のようなプロの写真家のスタンスとして、二つあります。
★一つは自分で写真集を作り売るような作家としての活動。
この場合は「自分色」、My Colorで作品を作り売るわけです。
「気に入ったら買ってください」そういうスタンスです。
作家ですから売れたらそれだけお金になります。
売れなければ・・・です。
アマチュア写真家には、自前で払ってまで写真集作成したり、
個展開く方も多数います・・・これは出版社も喜びます・・・笑。
★もう一つは、クライアント(お客)の希望に沿った作品創り。
人気写真家なら多くのクライアントから依頼が来ます。
お金になるし安定した生活が出来るわけです。
その場合私に関して言えば、色はいくつか用意します。
けして無理に「自分色」を客に押し付けません。
相手に選んで頂くのです。
具体的に示します。
次の作品をご覧下さい。
★「Blue Moment 2」
★「Blue Moment 3」
どちらも日没後5分以内に撮影したものですが、
ご覧のように色相が違うことがわかりますでしょう。
実は2枚とも全く同じ色、色相に出来ます。
デジタルは色を数字で表現しますから簡単です。
ただしお客様の好みは全員違います。
よってご相談して、お好みの色相にします。
モノクロに関しても同じです。
白黒と一言で言いますが、彩度や色相は無数に表現できます。
フィルムでは出来ない、あるいは簡単ではなかった事が、
今やデジタルでは可能です。
クライアントのニーズ、好みに合わせて調整します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一番上で書いたこと、「簡単オート」で撮影するのは楽です。
プロにならなければ何でもありなんです。
楽しければ全てOKです。
・・・ただし、もし貴方がプロで飯を食うなら、
そこまで考えていなくても、500px等で販売して稼ぐつもりなら、
全く違う意識が必要です。
写真が上手いとかセンスがどうとか、技術以前に、
「意識」の問題が大きいと思います。
柔軟性のない写真家が多いと、私は感じていますので、
「好みの色相にします・・・」と言うだけで、
クライアントが喜んでくれます。
ここでアマチュアの方が結構勘違いしている事、書きます。
色相を変える、すなわち「色」をいじると言うと、
抵抗感じる方、特に撮影時の色を後から変えるのが嫌な方も多いでしょう。
誤解しないで頂きたいのは、
「撮影時の色は自然な色ではない」ということです。
そもそも人間の眼は、数ある動物の中でも、色に関しては最強最高の眼です。
カメラといえども人間の眼には遠く及びません。
今後10年、20年後でも追いつくのは不可能でしょう。
ようは人間の眼を中心に考えますと、
「カメラ何ぞで撮影した絵は、最初から自然な色ではないのです。」
このことを頭に入れておく必要があります。
この発想がないと、たかだか何万、何十万円の機械が、
人間の眼が見るのと全く同じ絵を写すなどと、
とんでもない勘違いを起こすのです。
アマチュアなら何をどう勘違いしても構いませんが、
プロは撮影術以前に、カメラや色についてそれなりの知識が必要です。
また色や構図について語る前に、
カメラという機械で現在出来ること、そしてまだ出来ないこと、
さらには今後可能性として出来そうなこと、
その位は学んでおいた方が良いと思います。
もっとも今書いたことは、
私のブログを日頃から読んでいる、ハイアマチュア向けの話題です。
500pxで写真を売りたい方にも役立つ内容だと思います。
ところでその500pxですが、
サイト内にShopを作りますと連絡来てから、もう2週間経ちました。
いい加減にもう作って頂かないと、来年になってしまいますね・・・。
追伸
前回も書きましたが、最近はロシア語圏でよく紹介されているようなんですが、
今度はまた別なオンライン・ジャーナルに17枚も掲載して頂きました。
それこそ今回は、「ナショジオ」のマイケル・メルフォード氏ら、
世界の一流と一緒に紹介されており、大変恐縮しています。
また500pxでトップクラスの人気を誇る、David C. SchultzやKrzysztof Browko、
さらにはShlomi nissim等も掲載されており、
ロシア語圏で500pxの人気が高いことがわかります。
★「AllWeLikes」
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多数質問が来ました・・・。
結構カメラについて基本的なことが分かっていない方が多い。
改めてそう感じました。
正直に言いまして、
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ただ「簡単オート」で撮影していても問題ありません。
それどころか、そうやってカメラ任せで撮影しても今のカメラは十分撮れます。
フォトコンだってそうやって撮影した作品で入賞します。そんなもんです。
ですから何~にも問題ないですよ!
これからもイージーに、楽しく長く続けて下さい~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ということでお終いにしたかったんですが・・・。
そうはいかない訳です。
プロならもちろん、アマチュアでも私のブログ読んでるような方は、
プロレベルの意識や技術を目標としている方が多いからです。
さて前回も「色」について書いたところ、色々意見頂いたんですが、
ここでまずあまり写真学校で教えてくれないこと書いておきます。
私のようなプロの写真家のスタンスとして、二つあります。
★一つは自分で写真集を作り売るような作家としての活動。
この場合は「自分色」、My Colorで作品を作り売るわけです。
「気に入ったら買ってください」そういうスタンスです。
作家ですから売れたらそれだけお金になります。
売れなければ・・・です。
アマチュア写真家には、自前で払ってまで写真集作成したり、
個展開く方も多数います・・・これは出版社も喜びます・・・笑。
★もう一つは、クライアント(お客)の希望に沿った作品創り。
人気写真家なら多くのクライアントから依頼が来ます。
お金になるし安定した生活が出来るわけです。
その場合私に関して言えば、色はいくつか用意します。
けして無理に「自分色」を客に押し付けません。
相手に選んで頂くのです。
具体的に示します。
次の作品をご覧下さい。
★「Blue Moment 2」
★「Blue Moment 3」
どちらも日没後5分以内に撮影したものですが、
ご覧のように色相が違うことがわかりますでしょう。
実は2枚とも全く同じ色、色相に出来ます。
デジタルは色を数字で表現しますから簡単です。
ただしお客様の好みは全員違います。
よってご相談して、お好みの色相にします。
モノクロに関しても同じです。
白黒と一言で言いますが、彩度や色相は無数に表現できます。
フィルムでは出来ない、あるいは簡単ではなかった事が、
今やデジタルでは可能です。
クライアントのニーズ、好みに合わせて調整します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一番上で書いたこと、「簡単オート」で撮影するのは楽です。
プロにならなければ何でもありなんです。
楽しければ全てOKです。
・・・ただし、もし貴方がプロで飯を食うなら、
そこまで考えていなくても、500px等で販売して稼ぐつもりなら、
全く違う意識が必要です。
写真が上手いとかセンスがどうとか、技術以前に、
「意識」の問題が大きいと思います。
柔軟性のない写真家が多いと、私は感じていますので、
「好みの色相にします・・・」と言うだけで、
クライアントが喜んでくれます。
ここでアマチュアの方が結構勘違いしている事、書きます。
色相を変える、すなわち「色」をいじると言うと、
抵抗感じる方、特に撮影時の色を後から変えるのが嫌な方も多いでしょう。
誤解しないで頂きたいのは、
「撮影時の色は自然な色ではない」ということです。
そもそも人間の眼は、数ある動物の中でも、色に関しては最強最高の眼です。
カメラといえども人間の眼には遠く及びません。
今後10年、20年後でも追いつくのは不可能でしょう。
ようは人間の眼を中心に考えますと、
「カメラ何ぞで撮影した絵は、最初から自然な色ではないのです。」
このことを頭に入れておく必要があります。
この発想がないと、たかだか何万、何十万円の機械が、
人間の眼が見るのと全く同じ絵を写すなどと、
とんでもない勘違いを起こすのです。
アマチュアなら何をどう勘違いしても構いませんが、
プロは撮影術以前に、カメラや色についてそれなりの知識が必要です。
また色や構図について語る前に、
カメラという機械で現在出来ること、そしてまだ出来ないこと、
さらには今後可能性として出来そうなこと、
その位は学んでおいた方が良いと思います。
もっとも今書いたことは、
私のブログを日頃から読んでいる、ハイアマチュア向けの話題です。
500pxで写真を売りたい方にも役立つ内容だと思います。
ところでその500pxですが、
サイト内にShopを作りますと連絡来てから、もう2週間経ちました。
いい加減にもう作って頂かないと、来年になってしまいますね・・・。
追伸
前回も書きましたが、最近はロシア語圏でよく紹介されているようなんですが、
今度はまた別なオンライン・ジャーナルに17枚も掲載して頂きました。
それこそ今回は、「ナショジオ」のマイケル・メルフォード氏ら、
世界の一流と一緒に紹介されており、大変恐縮しています。
また500pxでトップクラスの人気を誇る、David C. SchultzやKrzysztof Browko、
さらにはShlomi nissim等も掲載されており、
ロシア語圏で500pxの人気が高いことがわかります。
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