「写真家である」と自他ともに語っている方は多数おられますが、僕が尊敬する方は少ないです。
今日は北海道に住むその一人をご紹介させて頂きます。
先日僕はカメラのテスト撮影をするため、
また僕が尊敬する写真家にお会いするために、
北海道の東、釧路市の隣に在る「鶴居村」に行きました。
まずは普通の観光客の視点で撮った写真数点をご覧下さい。
全てロケハンなし、地図を片手に行き当たりばったりで撮影しました。
まさに観光客気分です。
(#^.^#)
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釧路湿原
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仔馬も昼寝するのどかな環境
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美瑛町と同じ様な丘もあります。
気候が違うせいかあるいは地形の違いか分かりませんが何か違います。
でもどこに行こうと、どんなカメラで撮ろうと、
僕は目の前の風景の色を出来るだけ再現したいです。
それがRetina Photo(レチナフォト)です。
次は美瑛町の「青い池」にも負けない位青く見える時もある湖。
「The Blue Lake」
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左の山が雌阿寒岳。右の山が阿寒富士だそうです。
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2枚続けて足寄町に在ります「オンネトー湖」です。
北海道の3大秘湖と言われているそうで、
毎日色が変化するそうです。
たしかに違う色に見えますね。
しかしそれにしてもつまらない写真ですね~
観光ガイドブックに載せるようなレベルですね~
自分で撮っておいて言うのも変ですが…。
う~~ん気に入らないな~ハハハ。
(#^.^#)
さて、今回宿泊した宿は「ホテルTAITO」
写真をご覧下さい。
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「美人の湯」と言われている程の素晴らしい温泉。
露天風呂ももちろんあります!
実はこちらの宿は14年前に移転・新築されたそうですが、
親子4代続く歴史ある宿経営で、2年後に宿を経営されて100年になるそうです。
そしてそちらの4代目当主であり、調理人でもあるご主人が、
「タンチョウ」撮影の世界では、
日本はもとより世界でも知られたプロ写真家です。
世の中に「写真家である」と、
自他ともに語っている方は多数おられますが、
僕が尊敬する方は少ないです。
ご紹介いたします。
和田正宏先生
館内にある先生の現像室で、
お忙しい中お時間を割いて頂きお話しさせて頂きました。
嬉しい事に、僕が普段考えていた事と、
殆ど発想が同じでした。
「僕は料理人なんですが、タンチョウが撮りたくてカメラを手にしたんです。だからプロであっても、食べるために別な被写体を撮りたいとは思わないんです。そのために宿も経営しているんですから…。」
素晴らしい~~~~
僕と全く同じ考えでした。
プロでもアマチュアでも、
一流の写真家には必ず撮りたい「テーマ」があるんです。
だから食べるために不本意な写真は撮りたくない。
そのために宿を経営している。
僕もいつもそう考えています。
しかも…
『日本が欧米と違い、絵と比較して写真の評価が低いのはプロ写真家にも責任がある。
自分達自らで写真を安売りして価値を下げている。』
この考え方も僕と全く同じでした。
和田先生はやはり本物のArtistでした!
写真家を名乗っても、写真屋のレベルの方が多い中、
世界に通用する本物のArtistとしての写真作家は少ないです。
さて、和田先生は既に素晴らしい「タンチョウ」の写真集も出されています。
一冊ご紹介します。
★「北の大地 タンチョウ」
先生に対して失礼ながら、僕は勝手に思うんですが、
この写真集の作品レベルであれば十分に「National Geographic」のフォトコンテストに入賞するレベルだと思います。
もちろん当然「ナショジオの世界の写真集」にも掲載されるはずです。
もっとも先生は興味ないでしょうが…。
僕としてはぜひ、北海道の侍フォトグラファーの一人として、
世界のナショジオに投稿して頂きたいと秘かに希望を持っております。
「和田先生、偉そうに失礼なことを書きました、お許し下さい!」
それでは上記写真集の中から一枚、
僕が勝手に気に入った作品をご紹介させて頂きます。
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「月明かりの川」
北海道鶴居村
素晴らしい作品でしょ!
これですよこれ!!
ザ・プロフェッショナルと呼べる、
北海道を代表する一流写真家です。
最後になりましたが、
奥様とご長男の方もホテルで一緒に働かれています。
お二人とも笑顔が素晴らしくとても感じが良いです。
素晴らしい温泉もあり、
まさにここに泊れば、身も心も癒されます。
次回は奥様お勧めの厳冬期に、
ケント白石ならではの写真を撮りに伺います。
(#^.^#)
温かいおもてなしを頂きまして、
このたびは本当にありがとうございました!
追伸
実は今回ぜひ伺いたい事がありました。
それは…
「先生は有名になられた頃、色々同業者から言われませんでしたか?」
僕はそう尋ねました。
すると、
「言われたし、打たれました。出る杭は打たれるですね…。」
「やはり先生もそうでしたか。
でもその時はどうされましたか?
相手にしないとか、気にしないとか、そんな感じですか?」
僕がそう言いますと、先生ははっきりしかも強く言われました。
「そんな連中が打ちたくても打てない位に出る事です。
要するに、出過ぎた杭は打てない!」
この言葉に僕は感動しました。
「出過ぎた杭は打てない!」
なるほど。そう言う事なんですね。
やはり本物のArtistなら、
どんどん出る。どんどん目立つ。
打ちたくても誰も打てないほどに…。
この言葉を忘れずに、
僕もどんどん出ます、目立ちます。
ありがとうございました!
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer
Kent Shiraishi
「Kent Shiraishi Photography」
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