福岡タワーとの対話

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ワーグナーの「リエンツィ序曲」を聴き比べる(その5、ひとまず完)

2016年12月06日 10時20分38秒 | 音楽、聴き比べ
2016年12月6日火曜日、天候曇りところにより曇り。午前10時現在時外気温12℃湿度45%、北北西の風5m/s。
体調回復せず、今日一日有休を取る。
せめて音楽くらいは元気が出るのをと、この曲の聴き比べを続ける。

ワーグナー作曲“リエンツィ序曲”聴き比べ・・・その5回目、
今日はマゼール指揮で聴き比べます。
Wagner: Ouverturen

Lorin Maazel: Philharmonia Orchestra
指揮:ロリン・マゼール
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
録音:1978年、ロンドン、オール・セインツ教会(1-4)

弦楽器群に芯の強さと柔軟さを共に感じます。
そのように引き出す指揮者の技なんでしょうか。
分厚くなくイヤミのない金管楽器群、好感が持てます。
全体に横溢した、躍動感ある演奏ですね。
壮々期に駆け抜ける、マゼールのエネルギーが伝わります。

Wagner: Orchestral Pieces

Lorin Maazel: Berlin Philharmonic Orchestra
指揮:ロリン・マゼール
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Recorded at the Jesus-Christus-Kirche, Berlin-Dahlem, September 13 & 14, 1999

これ
にも入っていましたが、既に完売しているようですね、残念。

当時48歳だったマゼールのフィルハーモニア盤から約20年後の録音、69歳時のベルリン・フィル盤です。
壮々期だったマゼールも老成期となり、作品には醸成され馥郁と香る音を聴かせてくれます。

重厚な演奏ですねえ、金管楽器群は大編成なのでしょうか。
録音の会場にも空間の広さを感じます(実際にはどうか、行ったこと無いので判りませんが)・・・
弦楽器群の音の美しさは当然です、トップクラスのオーケストラですからね。
指揮者によっては、その本領を引き出せないこともあるでしょうが、
マゼールは本領を発揮させた指揮者です。
ほんと、この指揮者は、凄かったんですねえ。
絵に描いたような重厚長大版「リエンツィ序曲」でした。

5回にわたり聴き比べて参りました「リエンツィ序曲」ですが、以上でひとまず終了です。
新たな音源に出会いましたら、続編をアップしたいなと考えております。


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