PCオーディオへと足を踏み入れた。
PC音源を聴く時間が増えるにつれ、音源本来の音を聞きたくなり今回、USB/DAC導入を機にスピーカーも見直すことにした。
10年以上愛用のharman kardon製2.1ch「SOUND STICKS」は、PC用スピーカーとは思えない豊かな音場空間を提供してくれた。
交響曲から独奏曲まで幅広い音再現性を持つ、当方お気に入りのスピーカーである。
最近、オーディオ誌やPC関連の雑誌、ネット上の情報などにPCオーディオに関する記事をしばしば目にするようになった。かれこれ40年も前にオーディオに凝った当方も、ラックスマンのプリメイン・アンプやダイヤトーンのスピーカー、山水のレコード・プレイヤー、デンオンのFMチューナー、ティアックの10号オープンリール・テープデッキ、カセット・デッキ等を有していたが、いつしか音楽を聴くことから、次第に風景写真撮影に時間を費やすようになった。ただ、当時の音源だけは残したいと、買い求めたLPレコード、録音したオープンリール・テープ、カセット及び、テープデッキとプレイヤーは当時のまま保管していた。これらの音源をいつか再生したいという気持ちは今も強い。
写真撮影に一区切りついた数年前から改めてクラシックを聴き始め、その音源もかなり増えて来たのを機会に、音楽を楽しむ環境を見直すことになった次第である。
TEAC製USB/DAC内蔵プリメイン・アンプA-H01と、
上記のレイアウトで現在、エイジング中である。中央のTEAC X-10Rは長期冬眠中で(正常駆動しない)インテリアと化した。
ここ最近のオーディオ機器は著しく変わったようで、A-H01は非常に小型でありながらもパワーがあり、ベートーヴェンの第九を悠々と再現。NS-BP400はチェロ、ヴァイオリンとも弦楽器を楽々と奏でる。現在、慣らし運転中とはいえ音再現力は極めて優れている。
今聞こえるのが音源本来の音なのだろう、大量の情報が記録されていたことに改めて驚いている。
PCオーディオの面白さは、音源がデジタルデータであることから曲順の変更追加が自由なことではないか。例えばベートーヴェンの交響曲全曲、マーラーの長大な交響曲も全曲を連続で聴くことも出来る。更に言えば、HDDに記録した全曲(現時点で連続28日間以上の再生合計時間分のデータを記録している)を流しっ放しすることも平気な訳で、アナログ時代には思いもつかなかったことだ。なんと愉快なことか。
しばらくは今回の導入機器レヴューを折々に記載して行きたいと考えている。