さて今週も始まりました、お忙しい皆様の代わりに、
今抑えておきたい映画・音楽・小説などを、
自腹でみて、勝手に紹介するコーナー『今週のよいしょ』
※コミュニケーションの一環でお送りさせていただきます。
今週のよいしょは『ある男』『百花』編でございます!
【メジャー映画会社作品では、この2本がすごい!】
【松竹作品/ある男】
<あらすじ>
弁護士の城戸(妻夫木)は、かつての依頼者である里枝(安藤)
が不慮の事故で命を落として しまう。悲しみに暮れる中、長年疎遠になっていた大祐の兄・
<石川監督とは>
1977年生まれ、愛知県出身。
私は日本アカデミー賞優秀作品賞を取った2019年『
人間の内面を説明セリフではなく、
<分人主義とは>
原作の平野啓一郎作品には、「分人主義」
「個人」は、分割することの出来ない1人の人間であり、
その中心には、たった一つの「本当の自分」が存在し、
これに対し、「分人」は、対人関係ごと、環境ごとに分化した、
中心に一つだけ「本当の自分」を認めるのではなく、
「分人主義」オフシャルサイト プロデュースby平野啓一郎
https://dividualism.k-hirano.
私とはだれか?私を規定するものは何なのか?
私の性格はどのように形作られるのか?本当の私とは何なのか?
誰しもそう考えることがあるかと思います。
インターネット以降、そしてコロナ禍で加速度的に、
人々が人々をカテゴライズし、『あの人はこうだ』
「あの人はオリンピック賛成/反対」「あの人は右/左寄り」「
このようなレッテル貼りが、
一人の人間にはいろんな側面があり、環境や会う人、
無理に一つの箱に入れる必要はなく、「
ポストコロナ禍の映画として、
単純にミステリー作品としても、めっちゃ面白かったです!!!
【東宝作品/百花】
<あらすじ>
女手1つで育ててくれた母・
そんなある日、母の認知症が判明する。
母は半分の花火が見たいと不可解な言葉を口にする、、、。
<川村元気さん、ごめんなさい!>
本作の監督・川村元気さんを初めて意識したのは、16年の「
それから、「世界から猫が消えたなら」「億男」の原作を挟み、
誤解を恐れずに言うなら、「
しかし、
冒頭から針に糸を通すような長回し撮影、
本作「百花」はゴリゴリのアート映画でした。
それを東宝というメジャースタジオで当てようとしている、、、
本作を見ていて思い出したのは、
このうち主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)
普段は、ネガティブな側面が強い「忘却/忘れる」という行為の、
普段、忘れっぽい自分自身もこの映画で少し救われました。
(いつもご迷惑おかけしている方々、申し訳ございません!泣)
ちなみに、東宝映画の上映時間はどれも1時間56分~
「百花」は1時間44分でした。
そんな感じでした。
また来週宜しくお願い致します!!
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