皆さま
おはようございます!!
川口です。
さて今週も始まりました、お忙しい皆様の代わりに、
今抑えておきたい映画・音楽・小説などを、
自腹でみて、勝手に紹介するコーナー『今週のよいしょ』をお送り
※コミュニケーションの一環でお送りさせていただきます。
今週のよいしょは「あの人のおすすめが知りたい!」
前回好評でございましたゲスト回でございます!
今回は、
宜しくお願い致します~!!!パチパチパチパチ
簡単に藤田さんの紹介をさせていただきますと、
桜とりんごの名所の青森県弘前市生まれのの28歳。
2017年4月に青森朝日放送さまへご入社され、
営業部兼コンテンツ事業部に配属、
テレビ局で営業のお仕事をされています。
また、お仕事とは関係なく、
映画学校で映画製作と宣伝を学ばれておられました。
好きな監督は「街の上で」「窓辺にて」の今泉力哉監督、
青森県のソウルフードりんごを愛する藤田さん。
昼はテレビのお仕事、
夜は映画の勉強、
頭が上がりません、、、。
では、早速、 青森朝日放送の藤田さんにお話を聞かせていただきます~!!
<きっかけはとんねるず!?>
川口 :ご無沙汰しておりました!
本日はどうぞよろしくお願いします~!
藤田さん:お久しぶりです!
リアルでお会いするのは1年ぶりくらいですかね。
宜しくお願い致します~!
川口 :そうですね!この前と同じタリーズコーヒーですね(笑)
早速の質問で恐縮ですが、
テレビ業界を志すきっかけを教えていただけますか。
藤田さん:実は初めは、お笑い芸人になりたくて、、、
川口 :え、、!?お笑い芸人ですか?
藤田さん:はい、お笑い芸人です。
漠然とお笑い芸人に憧れていて、
高校の文化祭や部活紹介のレクレーションなんかで、
漫才をやったりしていました。
当時はとんねるずが好きで、
漫才をやってる自分に酔ってたんです。(笑)
川口 :そうだったんですね!意外です!
クラスの中心人物だったのですね、
では、大学に入ってもお笑い芸人の夢を目指されていたんですか?
藤田さん:いえ、入学した群馬の大学には落研みたいなのはなく、
どうしようかなと思っている時期に、
ある先輩とお話をしていて、
自分は、演者などの「出る側」じゃなくて、
自分の思い通りに進めれる「作る側」の方が
面白いのでは?と考えるようになりました。
そこから、お笑い芸人を諦めて、
テレビ局とテレビの製作会社を目指すことになりました。
川口 :そういう経緯だったのですね。
今はテレビ局にご入社され、
夢を叶えられていて、すごいです。
ちなみに好きなテレビ番組はございますか?
藤田さん:他局さんですが、
テレビ東京さんの「家、ついて行ってイイですか?」です。
川口 :あの終電逃した方などにお声掛けして、インタビューしながら、
家までついていく番組ですね!めっちゃ面白いですよね。
よいしょポイントを教えてください!
藤田さん:そうですね。一般的な番組は、
芸人さんやタレントさんが出演して面白いお話をされること多いと 思うのですが、
ご存じのように、「家、ついて行ってイイですか?」は
ほんとに一般の方が出演されています。
普段はスポットライトに当たりにくい一般の人に焦点を当て、
掘り下げていく番組で、
いわゆる普通の人にも「ああ、すごいなあ」 と思うバックグラウンドがあったり、
1人ひとりに様々な物語が存在しているんですよね。
そこがこの番組の魅了だと思います。
川口 :なるほど、確かにあの番組を見ると、
「普通の人」なんていないなとと思いますよね。
この後話していただけると思いますが、
今泉力哉監督の「アイネクライネナハトムジーク」 もそういうお話ですよね。
<番組内容>
終電を逃した人に、タクシー代を払うので、
「家、ついて行ってイイですか?」 とお願いし家について行く完全素人ガチバラエティー。
誰もが皆、一見フツーでも、
■テレビ東京:日曜夜6:30~
<これは面白い!!藤田さんのおすすめ映画>
川口 :それでは、映画学校に通ってる藤田さんが選ぶ、
おすすめの映画作品を教えてください!!藤田さん:プレッシャーですね。(笑)
今回は映画を2本ご紹介させてください。
今泉力也監督「アイネクライネナハトムジーク」と
和島香太郎監督「梅切らぬバカ」です。
川口 :2作品もありがとうございます~!
以前、今泉力哉監督がお好きだとお伺いしてましたので、
「アイネクライネナハトムジーク」 からお話をお聞きしたいと思います。
こちらの作品とは、どのように出会ったのですか?
藤田さん:自分は作家の伊坂幸太郎さんが好きで、
伊坂原作の映画作品を観ている時に出会いました。
川口 :なるほど。伊坂幸太郎さんの文体ってどこか、
映像的ですもんね。 この映画のよいしょポイントを教えてください!
藤田さん:このお話は、三浦春馬さん演じる佐藤と
多部未華子さん演じる本間紗季が、
仙台駅のギターの弾き語りを聞いていて、
たまたま出会い関係をスタートさせるという話なんですが。
川口 :はい、仙台駅のペデストリアンデッキのシーン良いですよね。
藤田さん:1組の男女が偶然出会って、関係を築くという、
要は普通の話じゃないですか。あんまりドラマチックじゃない。( 笑)
川口 :確かにドラマチックではないですね。普通のよくあるお話。
藤田さん:そうなんです。 彼女との関係を悩んでいる主人公に対し、
親友がかけるセリフが好きで、
「あのときあそこで出会ったのが彼女で良かった。
と思えることが本当にすごいことなんだよ。」
というものなんですが、誰にも共通することだと思うですよね。
ひとと付き合ったりして、倦怠期なんてあったりして、
本当にこのひとで良いのかなあ。
なんて愕然と考えることあるじゃないですか。
でも、色々考えることはあるけれど、
「出会えて良かった」と思えたらそれは良いことなんだと。
とても小さな話ですが、そこが好きです。
川口 :確かにそうですね、
映画って、通常は物語を駆動させるために「壁」 を作るんですよね。
彼女が病気になったり、 ある理由で離ればなれになってしまったりする、
その壁を乗り越えた時に観客はカタルシスを得る。
けど、この作品はそうじゃないんですよね。
藤田さん:そうなんです。この作品では、 ドラマチックなことは起こらないんですが、
普通の恋や普通の人々にも、特別なものであったり、 特別な瞬間がある。
そう思えることがある種、ドラマチックだよという映画です。
川口 :なるほど、、、そういことですね。
先ほどご紹介いただいた「 家、ついて行ってイイですか? 」と同じテーマということですね!
藤田さん:繋げてみました。(笑)
今泉力也監督「アイネクライネナハトムジーク」
<あらすじ>
仙台駅前で街頭アンケートに立っていた会社員の男は、 ギターの弾き語りを耳にする。
同じように聴き入っていた女にアンケートに協力してもらった彼は 、
それがきっかけで交際するようになる。
そんな2人の周囲にいる人々も、愛に悩み、 めぐりあいを繰り返しながらさまざまな人間模様を織りなしていく 。
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<すべての物語は愛の形を描いている?>
川口 :ありがとうございます。それでは続いて、
和島香太郎監督「梅切らぬバカ」 のお話をお伺いできたらと思います。
2021年の11月に公開され、 はじめは44館で小規模公開のスタートから反響を呼び、
最終的には117館で上映されヒットを記録した作品です。
私たちの近所のシネスイッチ銀座さんも公開期間は
かなりの人が駆けつけてましたね。
藤田さんが本作を見るきっかけは何だったんでしょうか?
藤田さん:そうですね。
本作は加賀まりこさんが演じる珠子と、
自閉症を抱える息子・忠男(ドランクドラゴン塚地さん) と二人暮らしをメインに、
2人の周辺の人々との繋がりを描いた作品なのですが。
川口 :こちらも小さな物語ですよね。
藤田さん:プライベートな話で恐縮ですが、
身近に障害を抱えている人がいて、
障害を抱えているひと、その家族側の気持ちと、
その周りの人々、ある意味、迷惑を被っている側の
両方の気持ちが分かるなと思って観ていました。
川口 :そうだったんですね。
隣に引っ越してきた家族との小さな軋轢が、
リアルですよね。隣の庭から伸びた梅の枝が邪魔っていう、、。
藤田さん:そうなんです。
本作はドキュメンタリー的ではなく、
ある一つの物語・映画として、
楽しみながら、障害を抱えている人たちとその家族の
気持ちを理解していただける作品なのかなと思います。
川口 :うんうん。全然説教臭くなく、
普通に笑えるところもあったり、映画として面白かったです!
藤田さん:そうなんです!
そして、どんな物語でも共通するのが、
愛の形が描かれていると思います。
それは恋愛的な「LOVE」の形もあるし、
家族的な「愛情」もあるし、
本作は「すげえめっちゃ面白かったわ!」っていう
タイプの映画ではないんですが、
なんていうか、、、
大切なものを入れておく箱にそっしまっておいて、
1年に1回なのか、5年に1回なのか、分からないですけど、
ふと思い出してまた見たくなる。そう思わせてくれる作品でした。
川口 :、、、そうですね、そうですね泣
藤田さん、早く映画撮ってください、、、、!
和島香太郎監督「梅切らぬバカ」
<あらすじ>
山田珠子は、自閉症を抱える息子・忠男と二人暮らし。
毎朝決まった時間に起床して、朝食をとり、 決まった時間に家を出る。
庭にある梅の木の枝は伸び放題で、 隣の里村家からは苦情が届いていた。
ある日、グループホームの案内を受けた珠子は、 悩んだ末に忠男の入居を決める。
しかし、 初めて離れて暮らすことになった忠男は環境の変化に戸惑い、 ホームを抜け出してしまう。
そんな中、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するが・・・ 。
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<千葉ジェッツを要チェック!!>
最近ハマっていることはありますか?
藤田さん:そうですね。
バスケにハマってます!見る側専門ですが。
川口 :バスケットボールですか!
最近見るようになったんですか?
藤田さん:最近、映画の「スラムダンク」をみて、、、、
川口 :ちょっと東映さんの作品のお話は、、
藤田さん:あ、ごめんなさい!
川口 :うそですうそです。(笑)
多分大丈夫です。
スラムダンクめっちゃ面白かったですよね!
藤田さん:面白かったです!
バスケにはBリーグっていうリーグがあって、
サッカーのJリーグの様に日本各地域にバスケチームがあります。
日本人身体が小さいですが、その分スピード感があって、
2015年設立のまだまだ若いリーグですが、
スラムダンク人気もあって、
これからどんどん面白くなっていく予感がしています!
川口 :確かに、かっこいい! ちなみに応援されているチームはございますか?
藤田さん:千葉ジェッツという船橋のチームを応援してまして、
その中でも富樫選手がかっこいいですね!(上記写真中央)
ポジションはポイントガードで背がそこまで大きくないんですが、
それを補う技術とスピードがすごいんです、、、。
川口 :あ!スラムダンクの宮城リョータ!!!
藤田さん:そうなんですよ!!
富樫選手がスラムダンクの宮城リョウタが重なって見えます。
リアル電光石火のポイントガードです。
川口 :要チェックですね!
とても興味が湧いてきました。
千葉ジェッツの試合誘ってください!!
藤田さん:ぜひ!
<最後に>
今回もたくさん面白いお話をお伺いできることができました。ひとのおすすめを聞くのって本当に楽しいですね~!
おすすめを聞くだけのお仕事ってないかしら。(笑)
お家で配信の映画やドラマが沢山見れる時代、、。
選択肢があり過ぎて、
選択肢があり過ぎて、
どの作品をみたらよいか迷子になることってありますよね。
そんな時に「よいしょ」が、
作品を選ぶ、ひとつの指針になることができたら嬉しいです。
藤田さんありがとうございました!!!!!!
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