エモテータ(エモトアンテナのローテータ)の機械式表示コントローラの指示にゴムリングが使用されています。
これが経年劣化により切れてしまいます(使用頻度により3~6年程度で)。
9月15日の江本ローテータコントローラ不具合で応急措置について書きました。しかし、いわゆる輪ゴムを使用した場合には非常に短命ですし、スキンを使用した場合には1年程度は使用できるのですが結構面倒な事になります。
面倒な状態とは、スキンの材質によるものなのですが、しばらく使用しないとゴムが溶けてプーリーに粘着してしまいます。この状態だと当然プーリーが回らず、指示用モーターに過負荷がかかり、余り長い時間その状態で通電しているとモーターが過熱して使用不能になる可能性があります。
輪ゴムにしろスキンにしろ、あくまで『応急措置』であり、出来るだけ早いうちに『正常』なゴムリングに交換しましょう
さて、あちこちで使用可能なOリングを検索しました。リングサイズは30~35φでゴム径は2ミリ前後、材質はニトリルゴムが適していそうだ、ということが分かりました。
50個も要らないのですが、送料を含めてこれがコストパフォーマンス最高です。しかし、中国から発送されるので、約1ヶ月くらい掛かりました。
サイズは、これでピッタリ!!
2021年3月22日に自分の保守用を残して配布完了しました。
使わないで死蔵していても仕方ないので、必要な方が居ればお分けします。
・PayPalで送金できる方なら封筒代を含めて150円
・SASE(自分の宛名を書き84円切手を貼った封筒)と共に84円切手をリング代として同封してください。
詳細は、je1cka@gmail.com 宛てに問い合わせください。
交換方法
裏面①のビス2個を緩め、裏板を上にずらすと下側から外せます。
②のビス2個を外す。
底面の③ゴム脚を取り外す
これでケースが外せます。
試しに全部ばらして指示部分だけにして交換しましたが、こんな事をする必要は無く、ケースを外して指示部分のビスを外したり緩めるだけで交換できます。
④のビス3個を外す
⑤のビスがギリギリ外れない状態まで緩める
この状態でモータとボリュームの付いた板が動きます
指針がこの板に刺さって留まっているのですが、引っ張ると指針の棒が外れます。外れた指針の隙間からOリングを差込み白いプラスチックのプーリーに引っ掛けます。内径32φだとほぼこのプーリーの溝にOリングがはまります。
ここで④と⑤のビスを締めます
白いプーリの溝にはまったOリングをピンセットでつまみ、真鍮の小さいプーリーに引っ掛けて終了です。
プーリーにOリングをかけるのに時間がかかっていらいらするかもしれませんが、落ち着いてやればそれほど時間は掛からないと思います。
指示板の裏にヒューズソケットが付いています。何とこれは、ヒューズ状の電球(定格8V-0.125A)です。かなり入手困難な電球だと思います。
LEDに交換するのが吉ですが、検索しても交換実例が見つかりませんでした。
手持ちのLEDが有るので、電圧と照度などを確認して後日報告します。
2020-03-17追記
未だ確認していませんが、アマゾンでヒューズ型のLED照明が売られています。
電圧が8VACのため、これを整流すると11.3V程度になりますので、利用可能ではないかと思っています。近日中に入手してテストしてみます。
TORIBIO 10個セット T6.3×30mm LED 3SMD 5050 12V 28mm〜30mmにフィット ホワイト