「『世界史の構造』を読む」を読んだ。
「世界史の構造」の出版後の補足稿と
対談・座談会を集めたものだ。
「…を読む」を読んで、「世界史の構造」
の内容理解を深めることができた。
先日のブログでは自分の関心事について
つまみ食い的にコメントしてしまった。
反省しつつも、それはさて置き。
「…を読む」は2011年の東日本大震災
を契機とした問題意識を反映したものだ。
同じ様に、現在のロシアのウクライナ侵攻
を契機としたコメントを聞いてみたい。
柄谷氏は、軍備放棄という贈与によって
世界を変えていくべきだと言っている。
氏の示す方向性は正しいかもしれない。
だが、いま現在はとても賛同できない。
何か条件が揃う必要があるのではないか。
だとすれば、それはいったい何なのか。
それにしても、学者の仕事って大変やな。
膨大な資料を読み込んだ上に建てるもん。
学者になった友達もおる。
長年会うてへんけど、どないしてるやろ。