「なぜ秀吉は」を読んだ。
作者は門井慶喜。
「銀河鉄道の父」を書いた人だ。
着眼が面白い作家だ。
なぜ秀吉は、朝鮮出兵を行ったか?
説の定まらぬ歴史上の疑問。
自分も不思議に思っていた。
だから読むのが楽しみだったが。
うーむ、残念。
期待が膨らみ過ぎたようだ。
秀吉の口から語られる理由は・・・。
ネタバレになるので詳細は省くが。
それを聞いた家康は後付けを疑う。
そもそもこの物語。
秀吉の動機の謎解きが主眼でない。
朝鮮出兵の出発拠点となる名護屋。
建設ラッシュに翻弄される人々。
誰も出兵理由は判らない。
名護屋って何処にあったのだろう。
九州北部の地図をまじまじ眺める。
あった。いつか行ってみよう。