映画「スライ:スタローンの物語」
を観た。
2023年米国のドキュメンタリー。
監督トム・ジムニー。
出演シルヴェスター・スタローン
ほか。
「ロッキー」や「ランボー」で有名
な映画スターの伝記物語。主には
生い立ちと映画に関わるキャリア
が語られる。
イタリア系の移民の子。乱暴な父。
両親の離婚。不遇な少年時代だっ
たようだ。映画館で働いて、終日
映画を観て過ごした。
大学では演劇を先攻。脚本も書く。
1969年、23歳から映画に出演
するがクレジットにも出ない端役
ばかり。
1976年、「ロッキー」の脚本を
書き、複数のプロダクションに持
ち込む。自ら主役を務めることに
拘り、予算を大幅にカットされて
合意される。これが大ヒット。
負け犬がどん底から這い上がって
栄光を手にしたのだ。
1979年に「ロッキー2」が前作
を上回るヒット。1982年には
「ランボー」が成功する。以後、
両シリーズの他、多くの映画に
出演する。
その数は「ロッキー」以降、
2024年までの48年間で60本
以上。出演だけでなく監督、脚本、
製作を兼務するものも多い。注ぎ
込まれた時間は想像を絶する。
彼は映画に人生を描くと言う。
彼の人生もまた映画で出来ている。