映画「RO & THE STARDUST」
を観た。
2022年のアメリカ映画。
16分の短編。
出演シンディ・デ・ラ・クルーズ
ほか。
地球に似た星。地球から移住した
人々が暮らしている。病気の老婆
は毎日廃品置き場に通い、部品を
拾い集め宇宙船を組み立てている。
それに乗って宇宙へ飛び立ち、星
くずになりたいというのが願いだ。
孫娘ローは祖母を手伝うことに・・・。
祖母はあまり感情を見せないが、
その祖母と孫娘が心を通わせて笑
い合うシーンがとても良い。孫娘
のやや屈折した感情とそれに祖母
が寄りそう気持ちを、こんな風に
表現してしまうとは。
家計を支えて働く母親は、非現実
的な祖母の計画を否定する。だが
孫娘は、宇宙に行けるかどうかと
いう現実的な問題としてではなく、
祖母の気持ちの問題として考えて
いるわけだ。
祖母はおそらく自分の死期が近い
ことに気付いてるのだろう。宇宙
に飛んで行って星くずになりたい
という考えは、それなりに素敵な
ことのように思える。
この映画、祖母、母、孫娘は出て
くるが父親は出てこない。男性は
ひょっとして、既に星屑になって
しまっているのだろうか⁈