映画「ダークナイト」

映画「ダークナイト」を観た。

2008年の米英合作。
監督はクリストファー・ノーラン。
出演はクリスチャン・ベール、
ヒース・レジャーほか。

DCコミックスの「バットマン」を
原作とする実写映画。先日読んだ
映画関係の本で絶賛されていたの
で観ることにした。

舞台はゴッサムシティ。マフィア
と市警が争う。バットマンの協力
で市警が優勢、更に新任の検事が
加わる。一方、マフィアの上前を
はねる極悪ジョーカー。マフィア
にバットマンを殺せ、と焚きつけ
る･･･。

ジョーカーの極悪さが際立つ。金
が目的ではなく、悪を楽しむのだ。
人々の不信を募らせ、憎悪を煽り、
裏切りに導き、互いに殺し合うよ
う仕向ける。

バットマンは複雑だ。非合法の私
的警察のような存在で、市民から
の支持は微妙なのだ。犯罪者との
闘いに不法侵入や器物破損、盗聴、
傷害などは厭わないが、私的制裁
や殺人は行わず、犯人を警察に引
き渡すのが彼のルールのようだ。

バットマンは善か悪か。非合法と
いう意味では彼も犯罪者なのだ。
映画の題名"The Dark Knite"は
彼のことだ。"暗い夜"ではないの
だよ。

ジョーカーに言わせれば、彼自身
のルールに縛られていて、それを
超えれば自分と変わりないと言う。
うーむ、善悪って難しい･･･。