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聴刻堂日乗

映画「アンチソーシャル・ネットワーク/現実と妄想が交錯する世界」

「アンチソーシャル・ネットワーク
現実と妄想が交錯する世界」という
映画を観た。

2024年のアメリカ映画。
Netflixのドキュメンタリー。
監督ジョルジョ・アンジェリーニ
とアーサー・ジョーンズ。

日本の"2チャンネル"をモデルに
した英語版の"4chan"というSNS
が熱狂的に支持され、そこから
"アノニマス"が生れ、現実世界で
大きな影響力が発揮された。

そしてトランプ大統領につながり、
"Qアノン"が陰謀論を拡散し、連邦
議会議事堂襲撃事件に至る。

これらの経緯を描いた映像だが、
観ていて背筋が寒くなった。

世界に影響する大統領選挙も、
全米を揺るがした政治暴動事件も、
ネットの悪ふざけやお祭り騒ぎと
同じ次元ではないか。

人が現実を認識する能力というのは
こんなにも脆弱なものなのだなぁ。

考えてみれば、広い世界のことを
全部自分で確かめるのは不可能だ。
多くの人がそうだと言ってること
を自分もそうかと思ってしまう。
でも、それって本当かどうか実は
判らない。

いったいどうすりゃ良いんだ?

サイトの正直さや、情報の正確さ
を格付けするような取組はできな
いのかな。権威的なものが出てきて
自由を縛ってほしくはないけどね。

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