夕張から留萌へ

函館から乗った夜行バスは５時半過ぎに札幌駅前に到着した。７月とは思えない肌寒さ、さすがは北海道。

まず、路面電車で昨年末に開業した区間に乗りに行くために、すすきのへ向かう。新しく開業した部分は449メートルだけ、でもその449メートルで循環運転できるようになった。距離は短いけど、信号待ちがあるので５分以上かかった。新しく開業した区間は停留所が歩道に面しているのが特徴である。

地下鉄で札幌に出て、札幌から釧路へ向かう特急列車に乗車。１時間半乗って、降りたのはトマム、リゾートの最寄り駅で観光客が利用するが、それ以外は何もない。利用者全員がリゾートへ向かう送迎バスに乗り換える。

トマムから１個戻って占冠へ。１個戻ってといっても特急で15分かかる。というか特急しか走ってない。そのため、特急料金は不要となる。占冠では50分待ち、駅前には観光センターがあったが、10時オープンなのですぐに入れなかった。10時になって入ってみると、土産物屋はつぶれており、クマとエゾシカの剥製とジョジョのコミックしかなかった。

新夕張では１時間以上の待ち時間、駅前の道の駅で時間をつぶすことにした。夕張ということでずらりと並ぶメロン、でも値段的に手を出しにくかった。今日の交通費と大して変わらないけどね。仕方がないのでメロンのソフトクリームで我慢することにした。

新夕張から普通列車で夕張へ。沿線は炭鉱で栄えて家も多いが、列車は少ない。夕張駅ではメロン熊がお出迎え、試食もしたのだけど、宅配便の宛名を書く時間がなかったのでパスした。

夕張からは札幌行のバスで移動、栗山駅で下車、ネットで調べていた中華料理屋に昼食を食べに行ったら３組ぐらいの列ができていた。個人客は自分だけだったので、すぐにカウンターに座ることができた。注文した大盛チャーハンがクルマで、百姓貴族を見て時間をつぶした。

栗山から普通列車で岩見沢へ。岩見沢から特急列車で旭川手前の深川へ向かう。深川からは留萌本線、留萌から増毛まで12月に廃止になるので、乗り納めに来た。同じく乗り納めする鉄道ファンで混雑して、往復３時間立ちづくめになるのかと思ったら、すんなり海側の座席に座ることができた。

天気は小雨気味、１時間ほど乗って留萌を過ぎると、海が見えてきて雨も止んできた。これだけ風光明媚なのに廃止というのは勿体ないけど、人が乗らないのなら仕方ない。

増毛はたった８分の滞在時間、漁港らしい町並みで古くからの旅館もあった。１時間半ほどかけて深川へ。深川からは特急に１時間ほど乗って札幌へ向かった。

札幌で夕食にスープカレーを食べた後、地下鉄の新車に乗ってすすきのへ。狸小路から路面電車で風呂屋へ向かった。風呂屋から20分歩いて札幌東急へ、11時半の夜行バスで再び函館へ向かった。