2019年大晦日の旅行、当初は浜田に宿泊して、折居、周布、西浜田を駅降りする予定だったが、長門市~東萩間の臨時列車のおかげで、それがなくなり、宿泊地も米子に変わった。
米子発5時36分の『やくも』に乗車、当初予定よりも8時間早い列車だ。外は暗かったが、備中高梁辺りから明るくなってきた。岡山到着7時41分、マリンライナーへの14分接続の間に荷物をコインロッカーに預ける。帰省シーズンだが、朝早いためか、発車5分前にも関わらず、窓側を確保することができた。マリンライナーを坂出で下車、8時50分発の普通で宇多津へ移動する。
宇多津から乗ったのは9時丁度発の『しまんと4号』、通常ダイヤでは『南風4号』から切り離されるが、繁忙期は全編成が『南風』としての運転となり、『しまんと4号』と『しまんと7号』は宇多津~高松のみの運転となる。この列車には2600系2両編成が充当、そのため、『うずしお』1運用がN2000で代走となっている。10月14日に2600系に乗りに来た時は、1編成が『しまんと』に、もう1編成が検査に入っていたため、乗ることができなかった。
『しまんと4号』の乗客は、南風から乗り継いだ客、同業者、自分の3人だけだった。帰省シーズンの逆方向だからこんなもので、年明けにはそれなりに利用があるだろう。2600系の内装は2700系と同じなのであまり新鮮味がなかった。振り子制御に興味のない普通の人が見たら、帯の色の違いにすら気づかないだろう。『しまんと4号』は9時21分に高松に到着、対面に停車している『マリンライナー』に乗り換えて2分後に高松を出発した。
岡山からは10時31分の普通、都道府県訪問の最終地点である広島県の福山駅へ1時間かけて向かった。福山で折り返し、鴨方で途中下車、ここに降りたのは、駅降りした後の2011年に駅舎が改修され、橋上駅舎になったからだ。以前は北側にしか駅舎がなかったが、橋上駅舎になるとともに、南口を新設、国道2号線との間には駅前広場を整備、駅舎からつながる歩道橋が国道を越え、国道南側から駅へのアクセスの利便性が大幅に向上した。鴨方から倉敷までの列車は、鴨方まで乗った列車と比べて混雑。広島方面からの接続はないが、相生まで直通するため、大きな荷物を持った18客が多かった。
倉敷到着12時47分、美観地区を観光した後、水島臨海鉄道に乗ることにした。普段は平日朝夕しか走らないキハ30+キハ37が冬休みに特別運転するからだ。当初の予定にはなかったが、計画が大きく前倒しになったため、想定外のオプションが付いた。倉敷市発14時00分の列車で浦田駅へ。大晦日の買い物客が多いためか、思ったより利用者が多く、座席の半分くらいが埋まる。浦田駅で8分待っていると、水色車体のキハ37が国鉄色のキハ30を連結して入ってきた。セミクロスの他の車両と違うロングシート、オールロングの国鉄色は久しぶりに見た。整理券発行機はないので、車掌に値段の書いてある券を発行してもらった。倉敷からはラッシュ並みに混雑する山陽本線で岡山へ向かった。
岡山から乗った『のぞみ34号』は広島での架線点検で15分遅延、あまり遅延を回復できずに新大阪発は16時06分発が20分発となった。それに伴い所定16分発だった『ひかり528号』は23分発に変更となった。この時点で『のぞみ134号』のスジを踏襲して20分遅れになることはなくなった。今日は13分発の設定がないので、遅延を回復して10分発の『のぞみ240号』の後追い、東京着は13分延になると思った。2分回復して13分延の17時08分に名古屋に到着すると、所定17時02分発の『のぞみ240号』の姿が、まさかと思ったら、ドアが閉まって『のぞみ240号』を追い抜いたのだ。名古屋では『のぞみ240号』の所定より6分遅い出発となったが、『のぞみ240号』は名古屋~新横浜間で『のぞみ34号』より6分遅く走るスジなので、新横浜着は『のぞみ240号』の所定時刻を同時刻となり、東京着は所定より9分遅れの18時42分着となった。新大阪からの所要時間は2時間22分で、最終『のぞみ』より1分早かった。でも、乗るはずだった上野東京ライン(常磐線)は新橋で並走しており、乗り継ぐことはできなかった。
『のぞみ』同士の追い抜きまで行なって『のぞみ34号』の遅延を回復させて理由は2つある。1つはJR東日本の新幹線への接続を取ること、遅れが大きくなれば、52分発の『Maxとき341号』や56分発の『はやぶさ109号』への接続時間が短くなるからだ。15分遅れの山陽区間は所定の列車に接続しなくて、1本遅い『サンダーバード』や『くろしお』の接続案内をしていたし。もう一つが18時50分発の博多行最終『のぞみ59号』として折り返すため。所定33分着で17分で折り返すことになるけど、遅延時間が長引けば車内整備の時間もなくなるし、最悪『のぞみ59号』の遅延にもつながる。
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