※先日父が亡くなりました。
ここ数日の体験を私的備忘録に残すために綴ります。
本当に、個人的な備忘録的な記録です。
日曜日の朝、8時頃、姉からの電話で始まりました。
”病院から電話があって、お父さんの呼吸が止まったって”
???
”それはどういうこと?”
”よくわからないけれど、急がなくてよいから病院に来てほしいって”
・・よくわからないって、どういうこと?
など、混乱しながらも、急いで病院へ。
このご時世で、面会も禁止ではありましたが、主治医から平日ならば
電話予約をすれば、面会を許可します、と言われていました。
(今思えば、これは、もういつなにがあってもおかしくない状況ということ)
そして、木曜日に面会にいったばかりなのに・・。
ナースステーションに飛び込むと、すぐに看護師長さんから説明がありました
”朝の健康観察の時は、なにごともなく、そのあともう一度、痰をひきに
行ったら、その時には呼吸がふれませんでした”
とのこと。
ああ、だから急がなくっていい、とおっしゃったのね。
その後、病室へ向かうと、まぁ、なんと穏やかな表情で眠っているような父。
でも、もう脈はありません。
以前から、最小限の延命のみをお願いしてたので、要望通りの自然に近い
最期だったように思えます。
お医者様の最終確認を待っている間に、
次々に病棟の看護師さんが代わり父にお別れを言いに来てくれました。
なんと、父は”病棟の癒し系患者”であったんですって!
・・・知らなかったよ、お父さん。
姉の到着後、お医者様が確認。
ああ、ドラマと同じね、などと他人事のように思う私。
ドラマと違うのは、そこで号泣する家族がいないこと。
(じんわりと涙は出ましたけれど、ね)
人生の後年、結構”かまってちゃん”だった父が、以前の父に戻り
私たちに迷惑をかけないように、そっと逝ったような。
死に目には会えなかったけれど、立派な最期だったよ、お父さん。
そして。
わたしたちの怒涛の数日が始まるのでした。