くろさん亭、おかわり

落日、という言葉は・・湊 かなえ『落日』

久々に一気読みした本。

それが湊 かなえさんの『落日』というミステリー。

湊かなえさんというと、イヤミスの女王といわれている方。

後味のわるい小説は読みたくない、とは思いながらも手に取ったのですが

まさかの一気読み!

確かに、途中にはかなり読むのがしんどくなるエピソードもあるのですが

それすらも、続きが気になりページをめくる手が止められませんでした。


ミステリーですので、ネタばれになりそうであらすじは書きにくいのですが。

新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、

『笹塚町一家殺害事件』引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、

放火して両親をも死に至らしめた事件について脚本を書いてほしいと

頼まれます。

笹塚町は千尋の生まれ故郷ですが、事件についてはほぼ知らず。

この事件を、香は何故撮りたいのか、千尋はどう向き合うのか。

と、まぁこんな感じでしょうか。

読み終わって、もう一度読みなおすと、見えていた風景が全く変わり。

二度目に読むとまた別の顔を見せてくれる小説です。

真実を知ることが救いになる・・そのことが心に残りました。

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