寒い!
本格的な寒さの熊本です。
思い返せば、今から27年前の今日は関東では大雪でした。
なぜ覚えているかというと、夫の誕生日に家族で一泊旅行を企画していました
が、雪のために中止になった思い出があるから(涙)
その時の寒さに似ているような気がします。
そんな寒さの熊本にあって、昨晩から一気読みしてしまったのが、この本
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/4a/3793414a38df02c3cf394ad001f0df66.jpg)
『ファラオの密室』(白川尚史著)
舞台は、紀元前1300年代後半の古代エジプト。
死んでミイラにされた神官のセティは、心臓が欠けているために、
死後の世界・冥界で「審判」を受けられず。
現世に戻り、心臓のかけらを探すことになったセティ。
その期限は3日。
そもそもミイラにされている状態で、自分が死んだことを知っている人たちの
といっしょに謎を解く、なんて設定からとんでもないのですけどね。
会う人たちはみんな「お前、死んだはずじゃ」と驚いても、すぐにその存在を
受け入れるのもユーモラス。
う~ん、古代エジプトをうまく生かしている設定です。
そうはいっても、ミステリーは極上で。
最後の最後の謎を解いて、そのあとは・・すかっと晴れたエジプトの空を
思わせる読後感です!!
・・寒い日本でこたつに入って、ミステリーを読む、これこそ至福♪かな。