くろさん亭、おかわり

ページをめくる手が止められない~『ファラオの密室』(白川尚史)

寒い!

本格的な寒さの熊本です。

思い返せば、今から27年前の今日は関東では大雪でした。

なぜ覚えているかというと、夫の誕生日に家族で一泊旅行を企画していました

が、雪のために中止になった思い出があるから(涙)

その時の寒さに似ているような気がします。

そんな寒さの熊本にあって、昨晩から一気読みしてしまったのが、この本


『ファラオの密室』(白川尚史著)

舞台は、紀元前1300年代後半の古代エジプト。

死んでミイラにされた神官のセティは、心臓が欠けているために、

死後の世界・冥界で「審判」を受けられず。

現世に戻り、心臓のかけらを探すことになったセティ。

その期限は3日。

そもそもミイラにされている状態で、自分が死んだことを知っている人たちの

といっしょに謎を解く、なんて設定からとんでもないのですけどね。

会う人たちはみんな「お前、死んだはずじゃ」と驚いても、すぐにその存在を

受け入れるのもユーモラス。

う~ん、古代エジプトをうまく生かしている設定です。

そうはいっても、ミステリーは極上で。

最後の最後の謎を解いて、そのあとは・・すかっと晴れたエジプトの空を

思わせる読後感です!!

・・寒い日本でこたつに入って、ミステリーを読む、これこそ至福♪かな。

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