「このあいだね、ぼぉ~っとしていたら”生人形”のことを”なまにんぎょう”って読んじゃったよ」
と、苦笑まじりに彼女が言いました。
「なまチョコ、なまキャラメルと同じ扱いをしちゃったよ」
なんて言って。
まあ、生人形、なんて身近に知ってはいないと思うのですが、彼女のお子様がその昔通っていた幼稚園の母体のお寺には
それがあったのですね。
・・・いや、ウラヤマシイ。
じゃあ、お寺よりも気軽に見られる”生人形”を見に行ってみましょ。
現在(6月23日まで)、熊本現代美術館で開催されている”来た、見た、クマモト”にその生き人形はいらっしゃいます。
相撲生人形 野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹶速(たいまのけはや)。
なんと、現代美術館の展示でこの生人形は撮影可!
ツーショット写真も撮れちゃうんです!
・・・まあ、このお二人と記念写真・・・微妙、かな?
こちらが、野見宿禰様。
相撲の始祖であらせられます。
(ちなみに、子孫に菅原道真は子孫、らしい・・・)
涼しげな表情に見えますが、当麻蹶速の腰に右手を回し、左手で首を掴み必死に投げ飛ばそうとしてらっしゃいます。
腕の血管、足の筋肉の動き・・・まことに臨場感あふれています。
対して、こちらは、当麻蹶速。
必死の形相。
血走った目、食いしばる口元が、かなりコワイ・・・。
後ろから見たところ。
細部まで手を抜かない、すばらしい細工が見られます。
一見の価値、ありです。
この展示会は熊本現代美術館のコレクションを展示したものですが、おひさしぶり、という感じで
会える作品も多々あります。
それだけに、いつもの展示よりも落ち着いて鑑賞できるといいましょうか。
たとえば、最後の画像の後ろにちょろっと写っている”メーヴェ”!
『風の谷のナウシカ』の劇中に出てくる”メーヴェ”の機体コンセプトを参考にしながらも
「体重50Kg程度の人ひとりを乗せて」「実際に飛行可能な」「ジェットエンジンを搭載したパーソナルグライダー」。
最初に見たときには、それだけで、大興奮でしたが。
今回は落ち着いて鑑賞できました。
乗ってみたいけど、背筋・腹筋、腕力どれもクリアーしないなぁ・・・なんて思いながら。
(その前に、体重だろ!)
そうそう。
展示されているアトムカーは試乗も可能だとか。
(日にち、条件がありますので、詳しくは現代美術館のHPを参照してください)
熊本をテーマにした作品も数多く展示されているし、かなり楽しめる展示会になっています。
あ!
おまけにリバイバル価格なのか、大人の鑑賞料金なんと”500円”!
・・・もう一回見に行けそう♪
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kurosan
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