薄墨の書体、折りたたまれた奉書紙の封書・・・・といったら、
ああと思い当たられる方も多いでしょう。
そう、忌明けの挨拶状です。
七七日忌、一般に四十九日として
神式、キリスト教の別なく だいたいこのころに
葬儀の一区切りがついた旨 ご挨拶をするのが慣例です。
心当たりのないお届け物のなかをひらくと
奉書封筒がこぼれて、ご家族のその後に思いをはせる・・・・
けれども、書状自体はまったくのお仕着せで、
しみじみ読み込むなんてことはありません。
これまでは そういうもの、と受けとめていました。
たまたま お出しした喪中欠礼がきっかけとなって
葬儀に使用する音源等のお手伝いをさせていただきました。
時間がなく、新品のPCのスペックを
極限まで使う 胃の痛くなる作業でしたが。
(予定がかち合い、夜中まで飲まず食わずとなった生身のほうがきつかったかも)
その流れで、香典返しに添える挨拶状のご依頼も受けました。
最初、え?と思ったのです。
ほら、定型の権化のような分野だと思ってましたから。
が、気がつきました。
あきらめきれないのです。まだ。
若干の聞き取りと、メモから書き起こしたのは、
ご家族が描きとどめてほしい故人の肖像。
と同時に、悲嘆だけではなく
雨間にさす陽ざしのように、
思い出を照らす文章となるよう 心がけました。
淡い花かげのイラストをいれ、
雲竜というのでしょうか、OA用の和紙を探しだしてプリントアウトしました。
句読点を使わず、薄墨で
会葬と香典の御礼、法要報告、供養品、また略儀の旨等に加え、
頭語と結語についても 短期間でしたがあらためて読み直しました。
いくら個性的にといっても、もの笑われになってはなりませんから。
「読まれないものではなく」
ご家族の思いが届けばいいのですが。
ああと思い当たられる方も多いでしょう。
そう、忌明けの挨拶状です。
七七日忌、一般に四十九日として
神式、キリスト教の別なく だいたいこのころに
葬儀の一区切りがついた旨 ご挨拶をするのが慣例です。
心当たりのないお届け物のなかをひらくと
奉書封筒がこぼれて、ご家族のその後に思いをはせる・・・・
けれども、書状自体はまったくのお仕着せで、
しみじみ読み込むなんてことはありません。
これまでは そういうもの、と受けとめていました。
たまたま お出しした喪中欠礼がきっかけとなって
葬儀に使用する音源等のお手伝いをさせていただきました。
時間がなく、新品のPCのスペックを
極限まで使う 胃の痛くなる作業でしたが。
(予定がかち合い、夜中まで飲まず食わずとなった生身のほうがきつかったかも)
その流れで、香典返しに添える挨拶状のご依頼も受けました。
最初、え?と思ったのです。
ほら、定型の権化のような分野だと思ってましたから。
が、気がつきました。
あきらめきれないのです。まだ。
若干の聞き取りと、メモから書き起こしたのは、
ご家族が描きとどめてほしい故人の肖像。
と同時に、悲嘆だけではなく
雨間にさす陽ざしのように、
思い出を照らす文章となるよう 心がけました。
淡い花かげのイラストをいれ、
雲竜というのでしょうか、OA用の和紙を探しだしてプリントアウトしました。
句読点を使わず、薄墨で
会葬と香典の御礼、法要報告、供養品、また略儀の旨等に加え、
頭語と結語についても 短期間でしたがあらためて読み直しました。
いくら個性的にといっても、もの笑われになってはなりませんから。
「読まれないものではなく」
ご家族の思いが届けばいいのですが。
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コクヨ | |
コクヨ |
本当に読まないですね。
私も先日お葉書頂き、短い文面でこれだけ
様子が伝わる事に驚きました。
suzuka様ならではだと思います。
亡き方に し尽してあげられなかったというお気持ちが感じられ、それがお気持ちに添うことなんだろうなと。
うちの喪中の原文は、夫が書いたものです。
思い出の深さは比較になりませんものね。
ふたりとも文芸部の部長でしたので、お互いに推敲はしあっています。
写真とレイアウトはわたし。
ことし秋の仙石原のススキです。
し足りなかったという思いは、だから気が付いたのかもしれませんね。