わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

遥かな日に

2006-05-28 03:32:26 | かぜは・・・
弟の七七忌の席で 叔母の姉の通夜が重なったことを知り。 法要がすむと、引き続いての移動となった。 首都高から東北道へ 準備もなく だれも行ったことなどないので 落ちこぼれなく目的地へ到達するのが まずは懸案。 それぞれの車体を目視で確認しつつ 北へ北へ。 連絡を取り合うにも まだ携帯も普及していなかった。 インターを降り ようやくのことで たどり着いた先で 受付に ぽつんと    従妹が座っ . . . Read more

日をかぎる

2006-05-22 14:27:29 | ぷち・ぶーけ
近所の呉服屋 千円均一の山から えり分けてきた ツバキ柄のゆかた地。 元値壱萬九千八百円也なんて いくらなんでも押しが太い。 片腹痛いタグぶらさげて ながい惰眠をむさぼっていた。 蒸気船がやってくれば 江戸幕府だとて動きやる。 「六月四日、ユカタ着用」 とこともなげにのたまう娘がいて。 柄合わせの迷いも時間切れ。 まえに、メモった身丈より伸びてるやん。 とんぼ師匠に教わって 糊気を落としてお . . . Read more

“厠の活字”

2006-05-22 12:18:10 | わただま飛行便
ひとりと思って気を許していると 赤き矢なんどが流れきて おちおち用も足せたものではない そんな時代もあったげな。 いまはウサギ小屋でも 二世帯にても 個室・鍵付きが基準とされる。 貴重なる ひとりきりでの空間で それでも手に取る 嗚呼、活字中毒じゃぱにーず。      『お詫び』 子育て中のおかあさま。 トイレに鍵はおろか、扉をたてることもままならぬ時代、 たしかに私にもございました。 数 . . . Read more

らむぷ

2006-05-19 08:28:57 | くらしのエッセンス
お誕生日のプレゼントを交換するようになって どれくらいたつだろう。 30回は超えたと思うが なかなか どんぴしゃという年はないものだ。 思い入れや 思い込みや いろいろなものが錯綜して 意外と ややこしい。 (だれ、マンネリなんていってるのは) そのなかで出色といっていい ことしの誕生祝。 ツインにナイトテーブルなんて しゃれたことのできないわが家。 でも、寝床に入っての読書タイムは 無上の極 . . . Read more

おかたづけ Revised

2006-05-16 10:27:26 | かぜは・・・
無限に あるように感じられた選択が しだいにせばまっていくこと それは おとなになっていく 言いかえれば 地べたにへばりついて空を見上げていた姿勢が 一段一段 はしごをのぼって 地表をみることができるようになる その経過でもあると思っています。 それは同時に すべての選択は可能だったわけではなく 自ずから限られたものであったこと さいの目はある幅のなかでしか 出現しないことを 身をもって知る過程 . . . Read more

北のくにから

2006-05-15 17:57:45 | べりーずりーふ
中学の時のお友達から朝、メールをいただいた。 ごみ出しにいって 鴨の夫婦に出会ったのだって。 位置を確認したら もう一枚送信してくれた。 かもさんたちもだけれど、 まわりの樹木のなんとすてきなこと。 これは、お散歩のときのショット。 水芭蕉がすぐそばに咲いてるって やっぱり寒いんだよね~ って、あたりまえだけど。 ◆こちらは、横浜の鴨の夫婦。◆      「いた、いた」 . . . Read more

不具合の告知

2006-05-11 12:58:28 | べりーずりーふ
昨日gooブログのテンプレートが千千に乱れ、 なぜか よそはまともに見えるのに、 じぶんのところなど、船酔いでもしそうだった。 ほかでも経験があることなので、 公示されているかと探したが、これがない。 よーくみていくとスタッフブログにあるらしいのだが、 トピックスなど、めだつところには皆無。 それはないでしょ。 止まってしまうのは困るけど、 某プロバイダは、不具合生じたとたんに すぐブログのト . . . Read more

“似たもの同士”

2006-05-10 08:41:16 | わただま飛行便
待ち合わせたわけでもないのに 先に来てる 見覚えのあるタイトルが ならんでいる 引きたくなるところに マーカーがついて コイツだけは ゆるせんと 切れる 相手が  存外 似たもの同士だったりして。 カガミよ、カガミ。 あなたは、わたしが きらい?  ・・・すき? 次回のお題は “厠の活字” の予定。 . . . Read more

こいのぼり

2006-05-06 16:42:12 | べりーずりーふ
一日遅くなりましたが、ついでに出して、記念撮影。 夫のもので、半世紀ほどむかしの鯉さんです。 家の中でぶらさげて撮ったのですが、ちょっとおめかしして、空に飛ばしてみました。 いっしょに入っていた緋鯉は・・・ なぜか、和紙でできてるのですが、こういうセットだったのかな。 雰囲気、似てるでしょうか・し・ら? . . . Read more

やりさしの しごと

2006-05-06 10:09:43 | ぷち・ぶーけ
がらにもなく 和裁などに手を出したことがある 縫うのはゆかたまで、 と心していたはずなのに お友達にさそわれて おしゃべりするだけでいいや、と その気になった ざっと ひと昔にも なるかなぁ のんびり針を 持っているどころで なくなって そのまま 仕上げ 一歩てまえの 袷が 待っている このあと、どうすればいいかは ちゃんと教わったはずなんだけど 連休が明けると 治療にはいる お友達 . . . Read more

"Aquarius"

2006-05-03 11:21:19 | かぜは・・・
青春の一曲。 なぜか、この曲から先にすすまない。 風わたる丘 コートひるがえし 坂を降りてくる 先輩たち 大人びた 空気 紛争の翌年だった。 いま、クラシックのCDしか持っていない 私の音楽遍歴が まずロックから始まったなんて 子どもたちに言っても 信じるまい。 ピンク・フロイド  『エコーズ』 ストーンズ  『Paint It Black 』 そして 『ヘアー』(ブロードウェイ オリ . . . Read more

あさがお

2006-05-02 13:43:07 | くらしのエッセンス
ローンと学費の算段で 時間が自分の意思とかかわりなく 流れるようになってずいぶんたった。 その日々に卒業できた、とは言いがたいが すきまのように あいた日が のぞいて。 とっておきの一日。 おさんぽコースは、しぜんに  もう十年もいってない お気に入りのお店に向いた。 ちっとも、かわってない なぁ はじめに眼に飛び込んできた 木蓮の大皿をなるべくみないようにしながら さらっとさらっと . . . Read more