弟の七七忌の席で
叔母の姉の通夜が重なったことを知り。
法要がすむと、引き続いての移動となった。
首都高から東北道へ
準備もなく
だれも行ったことなどないので
落ちこぼれなく目的地へ到達するのが
まずは懸案。
それぞれの車体を目視で確認しつつ
北へ北へ。
連絡を取り合うにも
まだ携帯も普及していなかった。
インターを降り
ようやくのことで
たどり着いた先で
受付に ぽつんと
従妹が座っ . . . Read more
近所の呉服屋 千円均一の山から
えり分けてきた ツバキ柄のゆかた地。
元値壱萬九千八百円也なんて
いくらなんでも押しが太い。
片腹痛いタグぶらさげて
ながい惰眠をむさぼっていた。
蒸気船がやってくれば
江戸幕府だとて動きやる。
「六月四日、ユカタ着用」
とこともなげにのたまう娘がいて。
柄合わせの迷いも時間切れ。
まえに、メモった身丈より伸びてるやん。
とんぼ師匠に教わって
糊気を落としてお . . . Read more
ひとりと思って気を許していると
赤き矢なんどが流れきて
おちおち用も足せたものではない
そんな時代もあったげな。
いまはウサギ小屋でも
二世帯にても
個室・鍵付きが基準とされる。
貴重なる
ひとりきりでの空間で
それでも手に取る
嗚呼、活字中毒じゃぱにーず。
『お詫び』
子育て中のおかあさま。
トイレに鍵はおろか、扉をたてることもままならぬ時代、
たしかに私にもございました。
数 . . . Read more
お誕生日のプレゼントを交換するようになって
どれくらいたつだろう。
30回は超えたと思うが
なかなか どんぴしゃという年はないものだ。
思い入れや
思い込みや
いろいろなものが錯綜して
意外と ややこしい。
(だれ、マンネリなんていってるのは)
そのなかで出色といっていい
ことしの誕生祝。
ツインにナイトテーブルなんて
しゃれたことのできないわが家。
でも、寝床に入っての読書タイムは
無上の極 . . . Read more
無限に あるように感じられた選択が
しだいにせばまっていくこと
それは おとなになっていく
言いかえれば
地べたにへばりついて空を見上げていた姿勢が
一段一段 はしごをのぼって
地表をみることができるようになる
その経過でもあると思っています。
それは同時に
すべての選択は可能だったわけではなく
自ずから限られたものであったこと
さいの目はある幅のなかでしか
出現しないことを
身をもって知る過程 . . . Read more
中学の時のお友達から朝、メールをいただいた。
ごみ出しにいって 鴨の夫婦に出会ったのだって。
位置を確認したら もう一枚送信してくれた。
かもさんたちもだけれど、
まわりの樹木のなんとすてきなこと。
これは、お散歩のときのショット。
水芭蕉がすぐそばに咲いてるって
やっぱり寒いんだよね~
って、あたりまえだけど。
◆こちらは、横浜の鴨の夫婦。◆
「いた、いた」 . . . Read more
昨日gooブログのテンプレートが千千に乱れ、
なぜか よそはまともに見えるのに、
じぶんのところなど、船酔いでもしそうだった。
ほかでも経験があることなので、
公示されているかと探したが、これがない。
よーくみていくとスタッフブログにあるらしいのだが、
トピックスなど、めだつところには皆無。
それはないでしょ。
止まってしまうのは困るけど、
某プロバイダは、不具合生じたとたんに
すぐブログのト . . . Read more
待ち合わせたわけでもないのに
先に来てる
見覚えのあるタイトルが
ならんでいる
引きたくなるところに
マーカーがついて
コイツだけは ゆるせんと
切れる 相手が
存外 似たもの同士だったりして。
カガミよ、カガミ。
あなたは、わたしが
きらい?
・・・すき?
次回のお題は “厠の活字” の予定。 . . . Read more
一日遅くなりましたが、ついでに出して、記念撮影。
夫のもので、半世紀ほどむかしの鯉さんです。
家の中でぶらさげて撮ったのですが、ちょっとおめかしして、空に飛ばしてみました。
いっしょに入っていた緋鯉は・・・
なぜか、和紙でできてるのですが、こういうセットだったのかな。
雰囲気、似てるでしょうか・し・ら?
. . . Read more
がらにもなく
和裁などに手を出したことがある
縫うのはゆかたまで、
と心していたはずなのに
お友達にさそわれて
おしゃべりするだけでいいや、と
その気になった
ざっと ひと昔にも
なるかなぁ
のんびり針を
持っているどころで
なくなって
そのまま
仕上げ 一歩てまえの
袷が 待っている
このあと、どうすればいいかは
ちゃんと教わったはずなんだけど
連休が明けると
治療にはいる
お友達 . . . Read more
青春の一曲。
なぜか、この曲から先にすすまない。
風わたる丘
コートひるがえし
坂を降りてくる 先輩たち
大人びた 空気
紛争の翌年だった。
いま、クラシックのCDしか持っていない
私の音楽遍歴が
まずロックから始まったなんて
子どもたちに言っても
信じるまい。
ピンク・フロイド 『エコーズ』
ストーンズ 『Paint It Black 』
そして
『ヘアー』(ブロードウェイ オリ . . . Read more
ローンと学費の算段で
時間が自分の意思とかかわりなく
流れるようになってずいぶんたった。
その日々に卒業できた、とは言いがたいが
すきまのように
あいた日が のぞいて。
とっておきの一日。
おさんぽコースは、しぜんに
もう十年もいってない
お気に入りのお店に向いた。
ちっとも、かわってない なぁ
はじめに眼に飛び込んできた
木蓮の大皿をなるべくみないようにしながら
さらっとさらっと
. . . Read more