わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

どこからきて

2020-04-23 09:56:39 | かぜは・・・
ずっと針仕事をしながら
ベランダのネモフィラをみています。
三月のはじめから咲き始めた花はいまだ衰えず
青く陽に向かっています。

著名な芸人さんが亡くなったことで
いざとなったら身の回りの整理もできないと
とりわけ手のかかる古布の始末にかかりました。

もうぼろといってもいいかもしれない。
こまぎれの布を20枚つなげて、ようやくかたちがみえてきました。
夫が、ふと
「もう廃品回収に出せない」とつぶやきました。

廃プラが、アジアの国から拒否されたのは知っていました。
ある意味、当然ともいえますが
つぎは横浜市内の資源集団回収が一部で停止になっています。

横浜市内4区で資源集団回収が停止 回収業者、3月で撤退 by カナロコ

出すこともできなくなれば
来ることもできなくなるのではないでしょうか。
いままで、あたりまえのように
使い捨てていた衣料が、届かなくなるかもしれません。

必要なものが、どこからかきて
不必要なものが、目の前からなくなる。

どこからきて どこにいくのか。
いつからわたしたちは、そういう生活に慣れてしまったのでしょう。

時間は無限にあるわけではないのに
こんなことをしていて と思ったけれど
まるきり無意味ではないかもしれません。





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