わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

プロヴァンスのブルゥ

2005-08-21 13:09:41 | くらしのエッセンス
結婚当初から使っていたなべ群がぱたぱたとおしゃかになりました。
遊んでいたものではないので、すぐに代打が必要です。
が。
はたと考える。
これから何年使うのだろうか、と。
子どもたちの成長期も終わり、サイズの問題も浮上しました。
カレー用煮込みなべは、銅の寸胴を考えていたのですが、合羽橋にいっても思うようなものがなかったため、アルミにすることで落着しました。
悩んだのが、ホーローのお魚煮付け用代替品。
もう、やわなホーローにはこりごりという思いが強く、また時代も遷って売り場にもあまり見かけなくなりました。
候補として絞りこんだたのがル・クルーゼのココット・ロンド。
ただ、重さとpriceがネックになりました。
が、元を取らずに旅立った場合、娘に引き継いで使用するよう因果を含め、決断。
フランスに行ったことはないけれど、プロヴァンスの空はこんな色でもあろうかと、勝手に思いを託して、青色を選びました。
もとめるとき、肉じゃががおいしいとか、ごはんがおいしく炊けるというコメントに、ふ~ん???お仏蘭西のなべじゃないのきゃ?などと思っていたのですが・・・
家族の珍奇な視線を浴びていたクルーゼくんは、その能力ゆえあっというまに市民権を獲得し、たちまちお嫁さんまで算段してもらいました。(娘に云々という決意は、そのときはもう無用でした)
気になっていた重さも、慣れてしまえば体がついていくもので、食卓にそのままだしても絵になるところは、わが家の食習慣にもぴったりでした。
ふんぎれずに、某スーパーのチラシを見るたび、煩悶なさる方にはおすすめです。

P.S. やはりというか、あたりまえというか・・・ルゥやソース作りに本領発揮です。


post a comment