わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

お手塩

2007-01-22 13:59:07 | くらしのエッセンス
「かあさんにしては 安っぽちくない?」
娘に言われて、内心ギクッ。
いつものように、ためつすがめつしてはいない。

上は、はじめて買ったアンティーク。
といえるほどのものでは、たぶんない。
500円玉でおつりがきたっけなぁ。
それでも
人の手を経たものを買った、はじめ。

お仲間がくるたびに
お塩を盛られて夜伽する。



むすめに酷評されたあさがお。
これも、いまどきのものではない。
釉薬の感じからみて
まだうぶな、というところか。
ふふん。
この、やすっけなさがわかるには、ン十年、早いわい。

そのころには、これにもきっと
使いこまれた 時代がついているだろうねえ。

使ってみて、驚愕。
「これ、ナナメってる?」

しょうゆがきれいに片方に寄る。
わざと?
まさかね。

それも技術だったらすごいよね。
見た目でも、かさねても気がつかないのに。




有田の手書き。
この兎を見つけて即、十枚取り寄せてもらった。
みみが、はねのように大きいところがお気に入り。
欠点は
四隅にあとが残ること。



Sローゼンの山盛りから選りだした
じつは、一番の働き者。
十枚そろえて、ふだん使い。



色といい、柄といい 
ほれ込んだのに、使えない哀しい六枚。
バランスがわるくてひっくり返るんですよね。
糸底が小さ過ぎるためです。
目下、味見専用。



島原、眉山窯。
大事にしすぎて、箱入りのまま。

ここを訪れた翌年、雲仙普賢岳噴火。
火砕流の記憶は いまだ風化してはいない。


2 Comments

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味見専用 (Papalin)
2007-02-06 10:55:22
日本酒のお猪口にいい鴨。
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おうたのお毒見 (Suzuka)
2007-02-06 12:39:49
お待ち申しております
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