のこぎりを使うときにはいつも細心の注意を払っているつもり。というのも二年くらい前だったか、木材をすっぱり切り分けた最後にのこぎりが外れる瞬間に力を抜いてかわしていたのが手加減を誤って左手にコツンと当たったことがあった。幸い傷が小さく大したことはなかったなりにちょっと深く、思ったより血が止まらなかった。それ以来の細心の注意である。
今日は20cmくらいの1x4を3分の1、約3cm幅に切った。たかだか二筋の縦挽きで、集中力が途切れるほど疲れるわけでもないし、何事もなく終わったつもりだったのに、左手の親指が傷だらけになっていた。
同じことが前にもあった。それも何度かあった気がする。手袋をしていたのになぜか傷だらけになったこともあった気がする。そういえば、のこぎりをしまう前に刃先についた木くずを左手の親指で軽くなでて取る習慣があった。これだ!幾筋もの平行な傷が数組。軽い気持ちでやっていたけど、のこぎりは危険な道具だと再認識する。