先日来気になっていた某所の天井を撮影してきた。
周囲には空調の吹き出し口があって、照明や何やを避けたら火災感知器を取り付ける場所が限られるのは仕方ない。ただ、三方向別々に感知しているわけではなくて、同じ部屋の中央寄りに3個が固まっている。過去に間仕切りがあって三部屋に分かれていたのが後から一部屋になった様子はない。故障を交換せずに設置したまま隣に新設し実は生きているのは一つだけとも考えたが、交換すればよいだけの話である。何もわざわざ穴を増やして天井裏の配線をし直す人はいそうにないように思える。想像のつかない何らかの理由でこうなっている。
下は差動式。急激な温度変化による空気の膨張を感知することで火災を推定する。たぶんこの部屋にはこれがあれば足りる。
右は光電式に見える。煙のような不純物が入ってきたら反応するもので、多少高価だそうだから差動式でいい場所にあえてつけることはなさそう。感知面積が広い利点を活かそうと思わない限りは。
左はきっと定温式で、特殊事情のある場所(火を使って温度変化の激しい調理場や、湯気の多い湯沸室、粉塵の出る作業場など、他の種類では誤作動するような環境)で使われそうなわりに、ここはそういう部屋でもない。
後から部屋を広くしたために一つで足りなくなったとしても、こんなに近くに取り付けることは起こらないと思う。どうしてこうなった。