コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

当面の主役は・・・

2023-06-29 18:42:00 | 日記
 ユスラウメ以降、収穫できるものが無いコブトー農園の次の主役は、上の写真のブラックベリー。
 6月第1週に開花したと思ったら、あっという間につぶつぶが膨らみ始め、


あっという間に赤みが差し、


それが結構鈴なりで、



でも、ふと視線をずらすと・・・



トーが大事にしているブルーベリーがたわわに実っています。
 大粒種から小粒種まで、いくつかの品種が植わっていますが、品種名は分かりません。
 去年は鳥に食べられていたようですが、今年は対策バッチリ。
 収穫量ベースでは、ブルーベリーの圧勝ですが、どっちが早いか遅いか。

 まだ、捕らぬ狸の何ちゃらですが・・・


なるほど、市場に出回らないわけだ

2023-06-27 12:34:00 | 日記
 美味しくなさそうな写真ですみません。何が悪いんでしょうね。写真のセンスは無さそうです。

 さて、ちょっと前に紹介した「ユスラウメ」。収穫はとても大変でした。
 とにかく柔らかいので、僅かな力加減で、プチュっと潰れる。
 一粒ずつもぎ取るより、軽くしごくようにというか、指先で果実を転がすようにするとポロポロ落ちるので、ボウルのようなもので受けてあげればいいのですが、枯れ葉やシイナ(成熟できずに石みたいになったヤツ)も一緒に収穫されてしまう。
 幸いなことに、虫の類は全くいなかったので、その点では楽だったかも。


 これを流水で洗い、健康な果実と不良果実に分けていくのですが、この過程でも結構気を使うし、潰してしまう。まあ手間がかかること。商売にはなりにくいようです。
 って、そんな気はもちろんありませんが。

 果実酒にするのが定番のようですが、概ねネット情報では、レモンを一緒に入れることを勧めています。
 が、ここは敢えて、ユスラウメのみで。はてさて、どんな味や色になるのか。

豊凶調査に行ってきました。

2023-06-25 17:47:00 | 日記
 ブは野生のヤマブドウ採りが大好きです。

 上の写真は、群馬県内の某所(道のすぐ傍で、標高は約1,200mくらい)で撮ったもので、野生のヤマブドウは、こんな感じに生えています。真ん中辺りにある、少し明るめの色の葉っぱがヤマブドウです。

 しかし、残念ながら群馬県はヤマブドウの分布が極めて貧弱で、ごく限られた標高の高いところにしかありません。
 よって、美味しい野生のヤマブドウを採るには色々とハードルがあります。

①雌木(メギ)に出逢う確率が低い。ブの感覚では、10本のうち雌木は1本あるかないか。つまり雄木(オギ)ばっかりなのです。とにかく、これが1番大変。

 ②個人所有地に勝手に入ることはもちろんできませんので、採取場所は国有林の立ち入りが許されている区域や、道路敷などの公有地に限られてくる。

③資源量が少ないので早い者勝ちになりがち。しかし、採るのが早すぎると酸っぱいだけで美味しくない。「あんな酸っぺえもん、どうすんでや❗️」と、よく言われる所以かと。逆に遅すぎると、誰かに先を越されて残っていないか、若しくは干しぶどうになってしまっている。

④結実量が年によって異なる。いわゆる豊凶の差が激しい。多くは1年おき(隔年結果)に。個体によっては3年に1回しか実が成らないものも。

 こういったことからブは、指標になる木を決めておいて、時期を決めて結実状況を調査しています。
 不作の年はもうそれ以降は山に行かない。豊作になりそうだったら、何度か通って糖度(甘さ)の乗り具合を確かめて採取時期を探る。
 面倒だけど、これが面白いんです。

 ちなみに今年はまあまあ採れそうな気配です。その様子がこちら。



 毎度ピンぼけですみません。
 標高が高い分だけ、季節の進み具合も遅いようで、畑(標高500m)のヤマブドウの一ヶ月前くらいの状況と似たような感じです。標高差700mって大きいですね。

いいところだけ見よう

2023-06-23 21:28:00 | 日記
 経過報告

 春先の遅い霜の被害を免れた雌花は、無事に受粉して順調に育っています。
 もっとも、これはいいところだけを見ればの話であって、収穫量はおそらく霜害を受けなかった場合の1/3〜1/4くらいでしょうか。
 霜害に関しては、失敗に学ぶということが難しい(対処方法が大掛かり過ぎて、現実的に実施しにくい)らしいのですが、来春までに何とか考えたいものです。被害を受けずに成長している房もある訳ですから!

農園のトイレ事情

2023-06-21 16:15:20 | 日記
 コブトー農園は山の中にあります。
 当然、トイレというものは無く、各々が必要ならシャベルを持って近くの森に行けば良かったんです。

 ある日、どうしても手伝いが必要なため、妻にお願いして一緒に行ってもらいました。しかし、活動限界は2時間ほど。
 でも、「ちゃんとしたトイレが有ればもっと手伝ってあげられるのになあ・・・」との嬉しいお言葉。

 早速、地主のトーにお願いして場所を貸してもらい、トイレ作りに取り掛かりました。

 基礎は、自宅にあった自転車置き場を解体した際に出たコンクリートブロックなど。


 躯体(くたい)は古い木材端材と新材のミックス。屋根だけは新品の塩ビ波板。


 木材保護塗料も、かなり昔(15年くらい前)にウッドデッキを作った時の余りもの。まだ使えたことに驚き。


 扉も古材を継ぎはぎして作りました。


 結局、トイレと資材置き場を兼ねる形で完成。簡易な構造ですが、ちゃんと内鍵もかかります。


 トイレそのものは、キャンプ用なのでしょうか、携帯型の簡易水洗。これを改造して建物の外に配管し、地下浸透式としました。

 さあ奥様。思う存分、手伝っておくれ。

 妻曰く、「せっかく作ってもらったけど、高尚で贅沢な趣味を邪魔するのは申し訳ないなあ・・・」

 「・・・・・」

 まあ、そのうち作っておいて良かったと思う日が必ず来る、かな?