コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

もう食べちゃいます

2023-07-31 19:42:00 | 日記
 自宅の庭で育てているブドウが色づき始めました。

 写真は巨峰ですが、スーパーで見慣れたものとは違いますね。
 まず、色が黒くない。そして、粒の大きさが不揃い。

 どちらも技術的に問題があるわけですが、反省は来年に取って置いて、9割がた色がついた房はどんどん食べちゃいます。

 なぜって、去年それこそ大失敗したから。
もうちょっと黒く、もうちょっと甘く、と欲張っているうちに、気がつくと鳥に食べ尽くされていました。自分で食べたのは、味見した何粒かだけ。

 今年は絶対に鳥に勝ってやる。

 薄くても色づいた粒はとても美味しい。緑の粒でさえ、少し譲れば、それなりに甘酸っぱくて十分に食べられます。

 ホームセンターで売れ残っていた苗木、確か値段が書き換えられていて698円、それがここまで育ってくれて感謝です。

 5年かかったけど・・・

ブラックベリーの収穫始まる

2023-07-27 19:57:00 | 日記
1ヶ月ほど前の記事「当面の主役」で紹介したブラックベリーが熟し始めました。
 事前の情報どおり、黒くなったもののうち、軽く摘んで捻っただけでポロッと採れるものが熟した果実です。

 写真は、これでも熟果が比較的まとまっているほうで、全体的には本当にあちこちに散らばっています。

 で、味はというと・・・酸っぱさは強烈だけど甘さはほとんど無し。どーすんの、これ。

 以前に唯一市販品で手に入ったのはコストコで買ったものですが、甘さも酸っぱさも控えめで、悪く言えば特徴なし。

 でも、コブトー農園産のヤツの酸っぱさは、考えようによっては加工用に適かも。甘さはどーとでもできるし、ジャムにするなら、かえって美味しいかも。

 パラパラとしか熟してくれず、収穫適期も短いようなので、週に1回かせいぜい2回の農園通いでどれだけ収穫できるかわかりませんが、当面は冷凍保存して量を確保してみます。

今はもう秋♫ なの❓

2023-07-17 22:22:05 | 日記
 本格的な夏の到来を前にして、早くも紅葉ですか?

 冗談じゃないぞ。このままでは、下手をすると枯れてしまうではありませんか。

 標題の写真の木は新2年生で、この木に関しては、虫や病気(カビ)の兆候はありません。雨も適度に降っているし、乾燥の害ということではありません。

 小さくて見づらいでしょうが、遠くに写っている木にも紅葉が確認できるように、実は新2年生の木の半分以上に異変があるんです(新3年生は植えてある場所が別で、紅葉はしていません)。




 また、体の小さな新1年生は、新2年生のそばに植えてあるのですが、紅葉はありません。

 新2年生の苗木に問題があるのでしょうか。信頼できるところから買っているのでウイルスの可能性はないと思います。
 
 では、やはり土壌診断で指摘された“リン酸過多“に起因する「葉緑素の生成阻害」なんでしょうか?

 農協には、ただ苗木に元気がないとだけ説明してあるのですが、その処方箋は、「硫酸マグネシウム」という肥料を、1,000m2当たり80kgの割合(80g/m2)で土に混ぜ込むこと。

 しかし、木は既に植わっているし、地面はワラビ畑。ということは、地下茎が張り巡らされているため、混ぜ込み、つまり耕運はできないということ。

 よって、実行可能なのは地表面への散布。取り敢えず、根元の周り、2m2に160gをパラパラ。

 追加で、ネットで仕入れた情報から、肥料を水に溶かして葉っぱの上に噴霧(葉面散布)。即効性が期待できるとのことですが、果たしてそれは1週間なのか、1ヶ月なのか?

 とにかく今はジタバタするしかありません。定期的に肥料の葉面散布を続けて見たいと思います。

“リン酸過多“ だって

2023-07-15 21:59:00 | 日記
 人にもヤマブドウにも個性があって不思議ではない。どうにもこうにも伸長しない、葉っぱに元気がない、そういうのは仕方がないんだと思っています。
 しかし、自分の技量不足(植え方が悪いとか)かもしれないと疑うと同時に、土に問題は無いのか?とも思っていました。
 地元の農協(JA)に事情を話してみたところ、組合員でなくとも土壌診断をしてくれるとのことで早速お願いしました。

 その結果が標題の写真です。

 中央の五角形が 重要な指標値の上限と下限。
 外枠と内枠の間に入っていれば、取り敢えず問題無しなのですが・・・
 
一目瞭然ですね。

 全体的に若干痩せ土なのに、リン酸濃度だけが上限値の2倍以上。どうやら、以前(かなり昔)に作っていた作物のためにリン酸リッチな肥料を大量に使っていた可能性が。

 通常は“リン酸過多“は、特定の作物以外は大きな障害にならないことが多いらしいのですが、もしかしたら、ヤマブドウは感受性が高いのかもしれません(この辺はネット検索でも情報が得られませんでした)。

 リン酸過多の何が問題なのか?

 葉緑素を生成するために必要な、マグネシウムなどの微量元素の吸収を阻害し、結果として葉緑素ができないため葉が黄色くなったりするみたいです。

 ヤマブドウの場合、正常な生理現象として秋の紅葉が見られますが、これは冬に向かって葉緑素が減少して、地の色である赤や紫の色素が見えて来るということ。

 前の記事「 夏の刈り払い」にも書かせていただきましたが、コブトー農園の新2年生の木に、まだ梅雨明けもしていない今の時期に、色変わりの葉が目立つことを考えると無視できない状況です。

 早急に、傾向を調査し、対策を講じなければ!

夏の刈り払い

2023-07-13 12:39:00 | 日記
「訳ありの草ボーボー」の記事で書かせていただきましたが、ヤマブドウの下の地面はワラビに割り当てられています。
 このワラビを育てるために、年に1回、7月当初に、あえて全面刈り払いを行います。
 これでコブトー農園のヤマブドウの主役である新2年生の姿が良く見えるようになりました。


 まだまだ貧弱で頼りないけど、畑に植えてまだ2年目に入ったばかり。この夏にしっかり育ってもらいたいものです。

 写真に写っているのは、頼りない中でも比較的順調に推移しているもの。ちっとも伸びようとしないものも少なくありませんが、今後に期待して、今は紹介しないでおきます。

 でも、ちょっと気になるのが、全体的に葉の緑が薄かったりオレンジっぽかったりするものがあること。

 単に、ヤマブドウってそんなもの、ならいいんですけど、何かの不具合だったら困るので、いま調べているところです。