実は 2ヶ月くらい前 ある方が緊急入院してきました。
私がナースセンターに戻ると、ばたばたしていて
既にカルテも作られていました。
ふと カルテの名前が目に入り、、、、
「あれ?まさか?昔の同僚?、、年齢も同じ。
でも 名前の漢字は同じだけど 読み方が違ったはず」
そっとICUを見たら、ちょうどその人が着替えているところで。
「んわ!」でした。 まさにその人でした。
立ち上がって自分で着替えていたので それほど重症ではないのかな?と思いました。
昔 一緒に仕事をしていたとき、
その個性の強さに呆れたことがしばしば。とにかく変わり者。。。
私はなるべく私がここで働いている事を知られないよう?
近寄らないでいましたが、とうとう大部屋に移る日がきて
それは彼にとって 回復の兆しなのだから喜ばしいことではありますが
いつまでも知らんふりしてる訳にもいかず
挨拶に行きましたよ~~。
奥様も微妙に知ってる方なのですがね。
この入院は 私の予想、本人の予想に反して
長引き、一ヶ月くらいしてやっと退院。
でも 奥さんが言ってたんですよ。
「先生に長生きできない。今のままでは短命の可能性もありといわれた。
私、この年で未亡人になるの 嫌だわ~って本人に言ったけど
言うこときかないのよね~」
退院後、外来で時々声をかけられた。
「○○さん」
「あら、今日 診察?」
三度ほど 会いましたが。。。
最後にあって3日くらいしか経ってないある日、
ストレッチャーで 私のいる階まで搬送されてきました。
個室に入っていたのですが、ナースコールを受けると
「苦しい・・・」
「先生にきてもらえる?」
と 弱弱しい声ばかり。
(容態がよくなかったのもあり 私は部屋には行ってませんでした)
昨日 婦長が
「こんなに不安がってて 状態もよくないんだから
個室から出てもらったほうがいいんじゃない?」
って事で 本人と話し、ICUに移動になったのですが
移動して直後 容態が急変して ナースセンターがばたばたしました。
「急いで××先生 呼んできて!」
ちょうどそこへ 別の先生がいらして
(本当はこの先生が主治医だけれど たぶん外来をなさってた)。
廊下側で伝票貼りをしていた私を コンコンとガラスを叩いて呼ぶ人が。
奥さんでした。 そばに行くと もう涙目で・・・
「ね~・・ 処置するから外にいて って言われたの。
ね~、このまま会えずに死んじゃうの? このままなの?」
って 涙を必死でこらえようとしている。
今にも崩れおちそうなので 彼女の肩を抱きかかえた。
背中をとんとんたたき 抱きしめた。(それしか出来ないもんね)
「おうちの人には連絡ついたの?」
「ううん。電話したんだけど まだ。。。」
もう化粧が崩れてきてます。
私は 本人よりも 奥さんがいたたまれなくて動揺してます。
婦長がいたので、
「すみません。○○さんの奥さんですが 不安みたいで…」
と対応していただきました。
私では どこまで危ないかなんてわからないですしね。
急変したけれど 落ち着いたみたいでした。
もう一度奥さんと会い、
「大丈夫だよ」と伝えました。
大丈夫だよ、っていうのは 簡単にはいえませんよね。
でも 一応落ち着いてきたし
あの時の彼女を力づけるのに 他の言葉も見つからず・・・。
----------------------------
私もね、ぜんぜん別のことですけど
泣きたくなったとき 背中を借りた経験があるのです。
今回彼女は 「いてくれて良かった。
家族が誰もいない状況で 不安で仕方なかった。
そばにいてくれるだけで ありがたかった」
と言ってくれた。
ほんと、何の力にもなれなかったけど
彼女の気持ちは理解できたよ。
だからこそ そんなに親しくない彼女をも
力いっぱい抱きしめて支えられたんだ・・・。
私もそんな時は 誰かにそうしてほしいだろうから。
泣きたい時に 支えてくれる胸や肩や背中があったら 嬉しいね。
ほんのちょっぴり ほっとするね。。。。
------------------------------
昨日私が帰るときには 普段使ってない部屋を
彼の家族の控え室に使っているのを知った。
(お姉さんとか姪ごさんとか両親とか集まってた)
でも 何もご挨拶しないで そっと帰ったよ。
ふと どうしたかなあ?と気になった。
持ち直してくれてるといいけど。。。
私がナースセンターに戻ると、ばたばたしていて
既にカルテも作られていました。
ふと カルテの名前が目に入り、、、、
「あれ?まさか?昔の同僚?、、年齢も同じ。
でも 名前の漢字は同じだけど 読み方が違ったはず」
そっとICUを見たら、ちょうどその人が着替えているところで。
「んわ!」でした。 まさにその人でした。
立ち上がって自分で着替えていたので それほど重症ではないのかな?と思いました。
昔 一緒に仕事をしていたとき、
その個性の強さに呆れたことがしばしば。とにかく変わり者。。。
私はなるべく私がここで働いている事を知られないよう?
近寄らないでいましたが、とうとう大部屋に移る日がきて
それは彼にとって 回復の兆しなのだから喜ばしいことではありますが
いつまでも知らんふりしてる訳にもいかず
挨拶に行きましたよ~~。
奥様も微妙に知ってる方なのですがね。
この入院は 私の予想、本人の予想に反して
長引き、一ヶ月くらいしてやっと退院。
でも 奥さんが言ってたんですよ。
「先生に長生きできない。今のままでは短命の可能性もありといわれた。
私、この年で未亡人になるの 嫌だわ~って本人に言ったけど
言うこときかないのよね~」
退院後、外来で時々声をかけられた。
「○○さん」
「あら、今日 診察?」
三度ほど 会いましたが。。。
最後にあって3日くらいしか経ってないある日、
ストレッチャーで 私のいる階まで搬送されてきました。
個室に入っていたのですが、ナースコールを受けると
「苦しい・・・」
「先生にきてもらえる?」
と 弱弱しい声ばかり。
(容態がよくなかったのもあり 私は部屋には行ってませんでした)
昨日 婦長が
「こんなに不安がってて 状態もよくないんだから
個室から出てもらったほうがいいんじゃない?」
って事で 本人と話し、ICUに移動になったのですが
移動して直後 容態が急変して ナースセンターがばたばたしました。
「急いで××先生 呼んできて!」
ちょうどそこへ 別の先生がいらして
(本当はこの先生が主治医だけれど たぶん外来をなさってた)。
廊下側で伝票貼りをしていた私を コンコンとガラスを叩いて呼ぶ人が。
奥さんでした。 そばに行くと もう涙目で・・・
「ね~・・ 処置するから外にいて って言われたの。
ね~、このまま会えずに死んじゃうの? このままなの?」
って 涙を必死でこらえようとしている。
今にも崩れおちそうなので 彼女の肩を抱きかかえた。
背中をとんとんたたき 抱きしめた。(それしか出来ないもんね)
「おうちの人には連絡ついたの?」
「ううん。電話したんだけど まだ。。。」
もう化粧が崩れてきてます。
私は 本人よりも 奥さんがいたたまれなくて動揺してます。
婦長がいたので、
「すみません。○○さんの奥さんですが 不安みたいで…」
と対応していただきました。
私では どこまで危ないかなんてわからないですしね。
急変したけれど 落ち着いたみたいでした。
もう一度奥さんと会い、
「大丈夫だよ」と伝えました。
大丈夫だよ、っていうのは 簡単にはいえませんよね。
でも 一応落ち着いてきたし
あの時の彼女を力づけるのに 他の言葉も見つからず・・・。
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私もね、ぜんぜん別のことですけど
泣きたくなったとき 背中を借りた経験があるのです。
今回彼女は 「いてくれて良かった。
家族が誰もいない状況で 不安で仕方なかった。
そばにいてくれるだけで ありがたかった」
と言ってくれた。
ほんと、何の力にもなれなかったけど
彼女の気持ちは理解できたよ。
だからこそ そんなに親しくない彼女をも
力いっぱい抱きしめて支えられたんだ・・・。
私もそんな時は 誰かにそうしてほしいだろうから。
泣きたい時に 支えてくれる胸や肩や背中があったら 嬉しいね。
ほんのちょっぴり ほっとするね。。。。
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昨日私が帰るときには 普段使ってない部屋を
彼の家族の控え室に使っているのを知った。
(お姉さんとか姪ごさんとか両親とか集まってた)
でも 何もご挨拶しないで そっと帰ったよ。
ふと どうしたかなあ?と気になった。
持ち直してくれてるといいけど。。。
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