……と思ってたら、早く帰れたよ

　８月は一番暇な月。患者さんも症状が落ち着いてたり、里帰りしたり。
　そうそう、こちらに里帰りしてる方の受診・来局も多い。初診というより、一回こっきりというパターン。一年ぶりにかかる方もいるけど。住所を書いて戴くと、北から南から、全国から故郷へ戻って来てるのがわかり、感慨深い。たった一度の出会いかもしれないけど、精一杯心をこめて、接したい、おかえししたい。冬の殺人的忙しさの中では、無理かもしれないが…。私はサービス業が好きなのかも知れない。病院・薬局では、受付が好き。

　今日は遅くなるのを覚悟していたが、さらっと仕事が進み（先月がひどすぎたんだよね）、８時半過ぎに店を出た。
　冬から花粉症の季節は、患者さんで待合室が溢れかえる。親子連れだから、余計待合室はぎゅうぎゅう。立ってる方に申し訳なくなる。そしてこちらも目一杯動いてクッタクタのボ～ロボロ。
　「忙しい」を「心をなくす」によく例えるが（読んで字の如しで）、一昨日昼食を外でとったら、混んでて待たされた上、どうも店員さんに余裕がなく、【笑顔】【微笑み】がなかった。人の振り見て…で、冬場は私達もそんな感じなんだろうなあ、と思った。
　笑顔に気を使うより、早く帰してあげた方が相手も喜ぶだろうと思うのだが、自分がその立場になると、そんな人ばかりでないのに気づかされる。待つのはもう混み具合を見れば、覚悟だ。だからこそ、店側に、余裕や笑顔や心配りがほしい。たまに客になるのもいい体験になる。

　近いうち、婦人科を久々に尋ね、体調の相談をしようと思う。確かに更年期のような気もするし、それならそれで、ちゃんとケアしたい。久々に患者体験するんだなあ…。しみじみ。