風のいろは 何いろ?

手を休めずに種をまきなさい。
どの種が芽を出すか、わからないからです。
(リビングバイブル:伝道者の書 11-6)

宮部みゆき/R.P.G. → 強い人なんていない、誰もが弱いのだ・・

2003-11-23 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
 たまたまNHKドラマ、「R.P.G.」(宮部みゆき原作)を見ました。伊東四朗、五十嵐ジュン(←もとアイドル!)、後藤真希、ピンクレディーのケイ……出演。
   ドラマ→http://www.nhk.or.jp/drama/rpg/
   原作本→http://bunko.shueisha.co.jp/rpg/

 私はもともとは、推理小説をあまり好きではありませんでした。かつて読んだことがあるのは、せいぜい「奇岩城」「黄色い沼の秘密」(中学生時)。何と言うか、いらいらしてしまい、どうしても途中で最後の答えを早々と知りたくなってしまうのです。二十歳過ぎの頃、角川書店が映画も企画制作?した横溝シリーズを、すべて読もうとしたのに8冊で飽きてしまい・・・。三十代初期?には、近所の方からお借りできたので、名高い赤川次郎シリーズを、、、これも10冊手前で飽きてしまい、、、。
 しかし、このあまり好きでない推理小説を一生懸命読んでいた時期が、その後ありました。まだ数年前のこと。確か理由は、「熱中して読めるから」。話が結末を迎えるまではハラハラしながらその世界に入り込めるから。現実を忘れていたかったのだと思います。まだPCも携帯も持っていない頃でした。夏樹静子、松本清張、後は名前も聞いたことのない(でも一部は有名らしい)外国や国内の作家たちの本。次々と買いあさりました。読み捨てるために。
 その頃、宮部みゆきの小説も二作読みました。古本屋の老主人と孫が主役の短編集『淋しい狩人』、『レベル7』。
 そのうちやっぱり推理小説を読むのもむなしくなり、まったく読まないでいます。

 さて__前置きが長くなってしまいました。
 今日のドラマのストーリー、良かったと思います。PC依存症傾向のある私もどっきりの、旬なテーマ。ゴマキ演じる高校生の、子供としての心理描写。(青少年犯罪の問題点の、深いところをつかんでいたと思います。) 宮部さんは若い作家かと思っていましたが、私と5歳くらいしか違いませんでした。登場人物一人一人の心理を丁寧に描いてくれる、こういう作品が好きです。


 このドラマで感じたこと。突拍子もない事ですが、クリスチャンの兄弟姉妹方のことを思っていました。。。 私から見て、とっても頼りがいがあって、とっても信仰心が篤くて、光り輝いている方々……。つい私は、その方々は揺るぎないと勝手に思い込んで、甘えて頼りにしてしまうけれど、「きっと、強い人なんていないよね、みんな弱いよね、本当は」ってことを思い浮かべていました。
 自分もしっかりしなくちゃ。頼ってばかりじゃ駄目だ。みんな弱いんだもの…。今まで甘えてわがままばかり言ってごめんなさい > 兄弟姉妹方へ。
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