彼岸は彼岸会(ひがんえ)ともいい、春分の日、秋分の日を中心に前後三日、合わせて七日間をいうそうです。この期間には、ご先祖さまのお墓参りやご供養をします。お彼岸にも言い方があるようで、春の彼岸を「彼岸」といい、秋の彼岸は「秋彼岸」というのだそうですよ。
最初の日を「彼岸入り」。春分、秋分の日を「中日」。最後の日を「彼岸の明け」といいます。彼岸とは仏教では、俗世界に対する佛の世界のことをいいます。つまり、「あの世」ってことでしょうか^^;
お彼岸と言えば!「ぼたもち」と「おはぎ」!美味しいですよね^0^
仏壇がある家では彼岸前にでも掃除をし、花を生け、あんこもちなどをお供えします。
このあんこの御餅は、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」って知ってましたか?
これは季節の花に関係しています。
春のこの時期には、牡丹が咲き、秋は小さな小花がいっぱい付いた萩にたとえられています。
木の葉なの様相から、こしあんの牡丹餅と粒あんのお萩が作られるようになったそうですよ。
仏様の前にお飾りするものは、花の形になぞらえたモノが多いですね。
先日、奈良東大寺二月堂では一三〇〇年にわたる不退行「お水とり」が催行されました。
祭事を開催する準備段階は、11人の錬行衆により1月中旬頃からはじまります。
京都で赤緑黄色に染められた和紙で「糊こぼし」という疑似椿の花を作って仏様を飾ります。
画像は、この時期だけにしか作られない「糊こぼし」を模した椿見たての和菓子です。
ちょっと高級なお茶席に出るお菓子です。
季節ならではの色です。この時期奈良に来たら、是非萬々堂さんへ。
さて、お彼岸の話に戻しますが、餡はこしか粒つきかの違いなので、あまり変わらないと思います。
ただ、思うのはどちらの花も、やや紫味がかった色合いなんですね。片や、赤紫や白の差しが入ったような豪華で派手な色。片や、うっすらと紫がかった小さな花がいっぱいカスミソウのように付いてて、ほんわかとした柔らかなパープルの世界を感じさせます。
とても対照的ですが、どちらも同じ紫系。
貴方はどちらの色がお好きかしら?
私は、モッチロン!あんこ色のほうがお腹いっぱいになるんで、大好きで~ス!≧▽≦