(吉田智子)の社会復帰ReLightもう一度輝く

正直に表現します。自分と向き合いながら・・・片麻痺の人が、素敵に生き生きと輝く提案し、お手伝いをします♪

家族愛

2007年02月04日 13時58分16秒 | 気づき・感謝・感動
家族が病気になると、日々晴れた気持ちになれません
仕事をしている時は一瞬頭から離れていても、またもっと良い方法はないかな?と考えています。

1月中旬、義父が肺炎で緊急入院になってしまってなかなか私はお見舞いに行けなかったので、東京から沖縄に戻る途中、奈良に下車してやっと5時間ほど顔を見にいくことができました。
義父は病気の重さで気も弱くなっており、私の顔を見たら「よく来てくれたな~」と涙ぐんでいました

病院に行くといつも思うのですが、病気を治すために入院するのに、病院にいると逆にドンドン病人になってしまう気が私はします。
病院の色や雰囲気のせいでしょうか?

義父と家族になって11年になりますが、日常は離れて暮らしているので、会った回数も数十回です。しかし、義理の親子になった縁の深さをとても感じます。

3日間食事を摂れていなかったこともあって、義父は何かとイライラしており、今まで見たこともない顔で母に怒りまくっていました。
人は元気でないとき、自分にしか目が向かなくなり、怒り、寂しさ、悲しさがたくさん押し寄せてきます。
病気でない人は、そんな反応をする病人に対しておどろおどろしく接してしまいます。病人はなおさらそれが寂しく、悲しくなり、また怒ります

重病患者の4人部屋に入っているので、周りの患者さんもかなり重態で、看護師さんが大きな声で何度も声をかけにきたり、うめき声が聞こえてきたり、病人なので、睡眠がとても大切なのに、長時間連続睡眠を取ることはとても無理な状況で、なんか矛盾していますよね???

義娘になっても、嫁らしいことは何もしていない私ですが、この日は義父にだけ意識を向けて、手をずっとさすったり撫でたりして短い時間を過ごしました。
イライラして眠りの浅い義父は、何度も何度も私がまだ傍にいるか?を確認しながら、そのうち安心したのか深く眠り始めました

17年の間仕事で得た知識や体験での学びが相手の気持ちをキャッチし、そして私の愛を表現する些細な行為が、父に対して少し役に立った数時間でした

義母も慣れない看病で、最高に疲労しており、父に怒鳴られオロオロしています。そんな母がさらっとこんな事を言っていました。
「今回お父ちゃんが入院して初めてウンコを取る経験をしたんやけどそれが嬉しいのよ~お父ちゃんのお世話を今まで色々してきたけど、元気やったらウンコ取ることはできへんやろ~」
義母の愛の深さに、私はただただ頭が下がるばかりでした


最新の画像もっと見る

コメントを投稿