コピーマック高知のBLOG

よさこいの町【高知帯屋町筋】で、商売と人生を楽しんでいるコピーマック高知店の社長のブログです。

懐かしいモノをつかいました。

2011年06月05日 | 仕事

はい。お疲れ様です。

当店は昨年まで写真業務を行っていたのですが、

今はやめてしまい

使わなくなったモノがたくさんあります。

そして今日、なんか小難しい顔した年輩の男性が来られ...

「これ全部撮っちゃあせんけど現像してくれ!」

って来たんです。

申し上げたように今は現像プリント業務をしてないので

丁重にお断りさせていただいたわけなんですが、

「やったらネガをいれかえてくれ」っと

おっしゃいまして~

「久しぶりやな~ネガつつくの~」っと思いながら

久しぶりの登場です!

ご紹介します!

コピーマックで「ANBAKO」

そう!写真業務には欠かせなかった

「暗 箱」です。

これ便利なんです。開けると...

そして...

こうなり...

こんなになるんです。

そしてこの中にネガをいれて~

フタしめて暗い箱の中でネガが感光しないようにして

ネガの移し替えや

カメラから撮影途中のフィルムの取り出しなどするんです。

ネガの表面が傷つかないようにしないといけません。

「毛深い手」や「静電気」などは天敵なんです。

今はデジタルカメラが普及しているので、

暗箱の出番は早々にはありませんが、

これがネガ絶頂の時代には大活躍だったんです。

切り現像...通称「切り現」。

これは昔、現像代やプリント代が高かった時代に、

ネガの一部だけを現像して、残った一部を使える様に戻す

っという作業なんです。

いまでは価格の低落もすすみ、逆に切り現なんかしたほうが

高く付きますがそんな時代もありました。

「水濡れフィルム」の特殊現像

「パーフォレーション」の破損による特殊プリント

「パトローネ」の破損による特殊現像

などなど基本的な破損や事故などでもあらゆる事があり、

この昨今のデジタル時代に比べると

利益率も高い反面で「専門知識」や「技術」を

要するサービスでした。

私は、ちょっと違う角度で「白黒現像」や「紙焼き」っという業務を

よくしていましたが、

今ではほんとに少ない需要になってます。

いやいや~なんかほんとに懐かしい。

1日で1店舗で400本以上の現像処理している時代もあったんです。

1日で4店舗で1000本程処理している時代もありました。

ほんとネガの時代って作業が大変でしたが

なんとなく経済が賑わっている時代だったと痛感します。

 

そんなアナログ時代もデジタルに淘汰され

今ではネガフィルムをお使いになられている方なんて

ごく少数...。

なんか悲しいですよね~。

まぁまぁ今日は久しぶりの暗箱の作業で

楽しく懐かしく仕事ができました。

 

ちなみにこの暗箱作業ですが、

だれでもかんでも使える様な簡単なモノでは

ござりません。

大切な大切な現像前のネガを裸で扱うわけです。

「光にふれれば即アウト!」

「傷をつけても即アウト!」

写真業務ってほんとに神経質な仕事なんです!

そんな時代があったなっていうお話でした!

ちなみに予備知識!

ネガに傷がついた場合ですが、多少の傷であれば

「鼻のあぶら」をつけて、ネガに塗りプリントしたら

傷がでない!

って裏技もありました!

※ほんとですよ。

 

さぁあと1時間で閉店です!

 

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