口の奥の方…
限りなく喉に近い所…
その辺にできた口内炎が治ったと思ったら、
今度は舌にできましたよ、っと。
こんにちは。
メメです。
朝のバイト先にいる、チョメ子ってのがさ、
もう自分は完璧だと思い込んじゃってるのよ。
正直、完璧なんかじゃないんだ。
でもあんまりにチョメ子自身が自信に満ちてるから誰も言えないの。
だけどそれを逆手にとって、めんどうな仕事を押し付けるにはもってこい。
「さすがチョメちゃんやわ」
なんて言われようもんなら張り切っちゃう。
そんなチョメ子は愛想笑いばっかりしてるの。
仕事に関しては自信たっぷりでも、嫌われたくないんだろうね。
なにか言ってはニッコリ。
あいさつの後にもニッコリ。
だけど、愛想笑いがヘタクソなんだ。
これもみんなバレちゃってんだ。
目、全然笑ってないの。
そんなチョメ子含め、みんなにマスク着用命令。
チョメ子はマジメに命令に従う子。
暑苦しいくらいマジメな子。
みんなと同じように顔半分隠れるくらいのマスクをつけてるのね。
チョメ子ったらいつも通り愛想笑いしてるんだけど、
どんなにマスクの下でニッコリしようが見えないの。
目は口ほどにものを言う。
ほんとそうなんだよね。
ほんとかわいくない。
なにキレてんの?って言いたくなる。
いや、実際言われてた。
機嫌悪いの?って。
調子悪いの?って。
気を遣わせちゃってんだよね。
いくら仕事に自信があっても、
そんなんじゃダメだよね。
決まりが悪いからチョメ子って書いたけど、
この話の本当の名前はメメ。
そう、つまり私なのである。