犬と猫と子供

とある、犬しか飼ったことのない男性の話。

「オレなぁ、猫は好きちゃうんやけど、

猫によう好かれるねん。

道端で猫と目が合うたら、

耳後ろに倒して尻尾ブンブン振んねん」


好かれてないよ…

近寄ったらアカンよ…


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さて、

こないだ、我が家に初めて、

子供が遊びにきた。


小学２年生の女の子。

彼女の家では犬とウサギを飼っていて、

猫は飼えないんやけど、

どうしても猫を触りたいんだ、と。


ならば来い。

賢いセロと穏やかなエイ太くらいなら触れるやろう。


っちゅうことで、

うちに遊びにきたんやけど、

初めて子供を見たエイ太は、

シャーッ！シャーッ！シャーッ！

と威嚇しまくり、逃げまくり、

ソファーの下から出てこんかった。


セロは挨拶には行くけど、子供はちょっと…と去る。

桃子はアタシに触るとケガするよ、と相変わらずクール。

ぶぅちゃんは…ね…


ここで活躍したのが、

海ちゃん。



そうや、海ちゃんはうちに来る前、

海○くんってゆう男の子にかわいがられてたんやった。


懐かしかったんか、

体操服の女の子の周りをウロチョロしてた。


女の子は満足して家に帰っていったよ。

ばぁちゃんに「あんなぁ！海ちゃんがなぁ！」って、

一生懸命、猫と遊んだ話をしてた。


なぁんか、楽しかったなぁ。


子供って、キャットタワーに登るねんな。

ビックリ。