夏の風物詩

夏といえば。

何が出てくるよ。


海→行ってない

花火→淡路島

ＢＢＱ→大蔵海岸

ビアガーデン→行ってない

お化け屋敷→大丸


なんと、ビアガーデンがまだやったわ。

９月中に絶対行くー!!

こんなんじゃ秋を迎えられへん!!


さて、

お化け屋敷ね。


みんなキライなんな。


30代女２人で行ったら、

見事に浮いた。


だけどさ、

私らの前の前に、

60歳くらいかなぁ…？

おばちゃんが一人で並んでてさ。


あのおばちゃん、

一人でお化け屋敷に来たんやなぁって、

友人とコソコソしゃべってたんよ。


おばちゃんの順番回ってきても、

誰もお連れさん来る様子もなく、

一人で入っていった。

変わった人。


自分らの前の女の子の順番が回ってきたとき、

女の子が急に、

「怖い」

言い出して、

全然動かんくなってもてん。


んで繰上げで私ら先に入ったの。

たくさんのお化けたちに遭遇して、

お化け屋敷を満喫してたらな、


出た。


出たよ。


暗闇の中に、

佇む人影。


「…た…たくさんの目が…」


と、人影。

よく見たら、

さっきのおばちゃん。


どうやら、

途中まで来たけど、

次の部屋にたくさんの人形が並んでるのをみて、

動けなくなってしまったらしい。


誰か来るのを待ってんやって。


おばちゃん、

アンタ、

お化けより怖いがな。


そこから先はおばちゃんと３人で進むことに。

「もう、怖くて」

とおばちゃん。


ならば、なぜ来た。


「最初から一緒に入ったらよかったねー」

とかなんとか言いながら、

笑顔でお化け屋敷脱出。


人助けしちゃった。


ぶっちゃけ、

私も友人も、

お化けとか、

全く怖くないの。


夜道でも墓場でも、

お化けよりも、

変質者の方が怖い。


お化け屋敷とか、

全く怖くないの。


ならば、なぜ来た。


それはね、


夏だから。