みどりの時計台

今回のラフティング旅行で、

私らが泊まったのは、

『みどりの時計台』

ってゆう、元学校。


廃校になってもた校舎をそのまま宿にしてあんねん。



はい。

ここで問題なのが西ゴン。


アイツは怖がり。


元学校ってだけで怖いらしい。

オバケが出るとかなんとか想像してもてさ。


「理科室と音楽室だけは絶対にイヤ！」

ゆうてたわ。


西ゴンの思いが通じたんか、

私らが泊まった部屋は、低学年の教室。




廃校になるだけあって、

やっぱり生徒の数は少なかったんやろうな。

教室は低学年と高学年の２つだけ。

高学年


ほかの部屋は、



西ゴンがイヤがってた音楽室。



ここのベッドは保健室のベッドっぽかった。


その隣は図書室。



本がそのまんま残ってんの。


タバコは廊下の戸んとこ。

小学校には喫煙室なんてないかんね。




この宿を営んでるのは、

校長先生と用務員さん。


用務員さんは筋肉ムキムキの、

肌は日焼けで真っ黒の、

白いランニングをかっこよく着こなす、

ソフトモヒカン。




一見強面やけど、

もんのすごいしゃべりやすいお兄さん。


「今から野菜取りにいくけど、一緒に行く？」

ゆうて畑に連れてってくれて、

たくさん野菜を頂いてん。




ここでの食事は自炊やねん。

学校やかんね。

学校らしく、調理室で。




予定では、宿に着くまでに疲れてもて、

そないに食欲ないやろう…

ってことで、冷やし中華にするつもりやってん。


でも野菜いただいたし、

ほとんど疲れてもなくて、

買出し組に買い物を頼んで、

野菜炒めと豚キムチを追加。




山の夜は涼しいね。

クーラーもなんもないのに、

寒いくらいやったわ。


お風呂もトイレもきれくて、快適。


夜はキレイな星空を見上げたりなんかしてもたわ。


西ゴン「みんなが星を見上げてるとこ写真撮るねー」






お決まりやろ。


なんせ、楽しい宿やったわ。

ふつうの民宿とは違う楽しさやな。