忘れるのが好き、軽くなるから。
色々覚えるのがきつい、それゆえかな、
「積み減らす」という言葉がときどき脳裏に浮かぶ。
これ、岡本太郎さんの文章にあった言葉という気がするが定かでない。
やればやるほど何かが減ってゆく、やればやるほど軽やかになってゆく、、、。
積み重ねるというのは何事にも当たり前のことだし僕自身も沢山の積み重ねをしてきたが、それをどの程度信頼して良いのかは、まだわからない、むしろ積み重ねれば積み重ねるほどその積み重ねにこだわりたくないという欲望が湧いて仕方がない、という感じがリアルだ。
時間を新しく呼吸したい、ちょっとした行為を新鮮に楽しみたい。そんな気がいつもする。
様式とか形式とか習慣とか規範とかエトセトラ、なんかそういうものがとても、からだやたましいに、躾、を与えようとする、それ、いやだ、そう思いながら歩いて来た、気がする。
瞬時瞬間、なるものを思い切り経験し思い切り忘却する、そういう感じが好きなのかもしれない。
ダンスは忘却とかんけい、している、のかな、、、。
_______________________
櫻井郁也によるダンス公演の情報や記録を公開しております。ぜひ、ご覧ください。
基礎から創作まで、色々な稽古を楽しめます。
舞踏やコンテンポラリーダンスに興味ある方は、ぜひ!