踊りは、だれかと一緒に、同じ空気を吸うことから始まる。
踊りは、カラダを動かすことの前に、ひととひとが、ともに居る、ということから始まる。
そのようなことを、コロナ禍のなかで、非常に強く思ってきました。
オンラインで心理的に結びつこうとする機会が多くなる反面、直接に会うこと、物理的に接近することの大切さを、僕は深く感じるようになってきました。離れていてわかり合うことよりも、わかり合えなくても一緒にいるということの重み。話し合うことと抱き合うことの違いと言ってもいいのか、、、。
人は人のそばにいることから多大なものを受け止めます。
誰かがいる前に立ち、動き、静止し、あらゆるものを呼吸してゆく。
身体と身体で向き合っている。寄り添っている。感じ合っている。そのようなことから、新しい何かが身体に宿り、内面の変容が始まります。
いま一瞬の、一瞬一瞬すべての変化を共に過ごすこと。
状態の共有、場の共有、発生の瞬間の共有、というものがダンスにとって特別に大事なことだと思います。
ひとりでもがいても自分の殻はより固くなる一方だったりします。
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舞台活動の再開につきましては、10/3〜4予定の新作公演実現をめざしており、状況に応じて判断いたします。くわしいご案内を、上記サイトにて掲載中です。ぜひ、ご一読ください。
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