帰国しました！

おかげさまで、ルクセンブルク公演を無事終えました。
帰国しました。そして数日。

公演旅行は先月２０から今月1日つまり10日あまり。
わずか10日、されど10日。
数字ほどアテにならないものは無いのかもしれないが、この10日間、実に濃い日々だった。
一日２４時間。と言っても一時間の重さは刻一刻すべて異なってくる。
カラダの時間、シャカイの時間、私の時間、国家の時間、制度の時間、生活の時間、魂の時間、イメージの時間、未知の時間・・・。
網の目のように時間と時間は絡まり関係し合い、結びついたり断ち切られたり溶け合ったりする。
流れもすれば停滞もする。
住み慣れた東京であっても、舞台となれば時の流れは一刻一刻が一生のように感じられる性分だから、はじめての国はじめての言語のなかで、となると、やはり・・・。
外の地その場ではもっぱらさわやかで、おおやっぱし同じ人間じゃないか何語を話していても以外と心は通じるのね仕事もトントン進むじゃないか景色もキレイねチョットは観光もせっかくだから時間を惜しんで社交だ会食だと、調子良く過ごしていたつもり、なのだけれど、帰国してスグにどどど、と重くなって疲れに気がついた。
体はがんばってくれていたのだった。やはり・・・。

という感じで、
肉体は飛行機といっしょに定刻着地したものの、その中身はというと少し無理無理な数日をへて、
ようやく生理も思考も国内モードに着地。
このブログを書くのも少し久々。という感じです。
そして、クラスも再開、予定通りの日程であります。
海外公演で感じたもの得たもの、各クラスそれぞれの雰囲気にふさわしい報告を行ないつつ、日々の稽古を楽しんでおります。
このブログでも、何回かに分けて、公演記録や旅の話、ご報告します。
もちろん写真なども。

そして、さっそくながら、新たに取り組んでいる舞台があります。
子どものためのダンスを創っております。12月２日に本番。

以前のNHK以来、ひさびさですが、今度は僕自身のソロダンスとして。
横浜国立大学附属小中学校からのお声がけで、いろんなアーティストが力を合わせてプロジェクトを進めているさなかです。
もちろん一般の大人の方もご入場できます。先生方との打合せも迫力ある展開で進んでおります。
「学校」が「現場」になる瞬間。ささやかながら、火種になれればとの思いあり。
その話題も書いていきたいと思っております。
海外報告と混線するやも知れませんが、さてさて。

今年は3月の東京公演に始まり、夏の新潟、秋の海外、で、上記プロで冬を迎えます。で、さらに早春、来年３月末に、ひさびさ東京planBでの新作ソロ公演が決まっております。季節に一作品で一巡り。僕のペースだと、おおむね毎日何らかの創作作業をしている感じです。作品が多い年になりました。

皆様、引き続き、あらためて、よろしくお願いします！！