お世話になった先生へ

シカゴのアルフレッドアドラー研究所で

学ばれたアドラー心理学を日本に持ち帰り

日本のアドラー心理学の礎を築いた

野田俊作先生が亡くなられたとのこと。

アドラー心理学を学び始めた頃、ボクは

野田先生の研修会を受けていました。

先生の圧倒的な知識量には驚くばかり。

テキストなく進んでいく研修会。

なのに、お話が理路整然としていました。

時折ジョークを交えるユーモアさと

的を得ない質問には

「そんなこと、ここで聞いちゃいけない」

「もう1度〇〇を学び直された方がよい」など、ズバッと助言をされる厳しさ。

でも、これは質問者のことを思いやった

あたたかい回答だとも思っていました。

「ココからは個人的な意見なんだけど…」と、

アドラーの考えと

自分の考えをきちんと分けて伝える

細やかさ。

先生の仰ること全てが

アドラー自身の教えではないということを

学んでいる私達に誤解のないように

伝えてくださっていました。

ここ数年は心身の不調を

うかがってはいたのですが…

72歳でのご逝去。

ただただご冥福をお祈りするばかりです。

ありがとうございました。