しつこいようだが、このわたはナマコの腸の塩漬けのこと。能登の厳しい冬の海で育つナマコは最上とされ、その腸も日本で最高のこのわたと称されているとのことだ。
何せ古くは奈良の都、平城京へ献上されていたという最上の珍味だ。
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それもそのはず、美味いのは当たり前なのだが、1匹のナマコから極少量しか採れないこれ又細~い1本の腸を伝統の技で仕上げる昔ながらの手造り品とくるから高いのも当たり前?更に青竹筒詰めの雰囲気も申し分ない。この中にお猪口1杯分25gで約1千円だ。高~い。
本来は、最高の酒の肴なのだが、先日食べた「このわたイクラ丼」がえらく美味かったこともあり、かみさんと少量をわけあい丼に!
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おぉ~この濃厚な味・・・上手に表現できないねぇ~。ホント美味い。これ箸の先にちょろっとつけて嘗めながら、酒頂いたら噂通り最高だ。もちろんご飯の上に乗せても申し分ない。今宵はイクラ&サーモンの海鮮親子丼のセンターにこのわたセットだ。このわたは上記もしたが1本の細い腸なので、ツル~ッと長い腸を吸うように頂く。極旨なんだけどあっという間に食べ終わってしまう。悲しいやら嬉しいやら?でも、なるほど最高珍味の名に恥じない味だ。(もちろん金額も・・・)
ちなみに、今回金がなく買って来れなかったもう1つの雄とも言える「くちこ」は、ナマコの卵巣の塩漬けだ。極冬の1~2月に卵をもつナマコは、その口先に持つことから「くちこ」と呼ばれるのだそうだが、元々くちこを持つナマコは極一部だけな上に、このわたよりも更に少量しか採れないので極上の貴重品とされているのだ。先日干しくちこは頂いたが、生くちこもホント食べたかった・・・なにせホント高い。残念ながら断念。あぁ~次も行くようなことあらば、必ずゲットだ!かみさんもかなり満足してくれたようで良かった良かった。
#石川グルメ