昨日の「にっぱち庵」に続いて蕎麦連チャン、特に自分は一昨日に福井の名店「亀蔵」で食したので3連チャンになってしまうが、何とかかみさん説得成功。だって、それくらい美味い店でどちらにするか?決められなかった程なのだ。
それが南信州を代表する名店「山里乃蕎麦 丸富」だ。いなかの風から車で約20分。昨年のGWには1番乗りに成功したが、今回はキャンプ後ということで11時50分頃の到着となり大きく出遅れ。
もう〜多少の待ちは覚悟の上だが、心配していたのは駐車場。10台くらい停められるのだが、それ以外はスペース全然ないので心配したのだが、運よく1番手の方だろう出られたので丁度入れ替わりで無事駐車成功。あぁ〜ひと安心だ。
ここからは辛抱の時間・・・結局、待つこと50分でようやくテーブル席へ。もう〜腹超減ったぁ〜。ペコペコだぁ〜。早速注文終え、もう〜食欲スイッチ連打され耐えるのが大変。更に蕎麦がき用の器とおろしだけ先に出てきて、まさにワンコのようにお預け状態でキツ〜い!
待つこと15分、トータルで65分待ちでようやく季節の地野菜の盛り合わせが登場!
実は前回訪れた際に、他のテーブルの方々がめちゃくちゃ美味そうに食していたの夫婦で覚えていたのだ。季節の地野菜の煮物や和えものとのこと。普通天麩羅のケースが多いが煮物って珍しいよね。
早速、少しづつかみさんと仲良く取り分けていただくとしよう!
見た目はえらく地味で派手さは全くない・・・ところがひと口でびっくり!とにかく味付けが最高なのだ。かみさんもこれっすご〜い!美味しい!っと大絶賛!
寒いエリアなのでてっきり濃い味なのかな?っと勝手にイメージしていたが、これぞっ正解っと言うくらいの優しい味わいでまさに絶品だ。うわぁ〜これ食えただけでもきた甲斐があったかも?
極旨の地野菜の煮物の驚きの旨さの余韻に驚っている中、メインの粗挽き蕎麦が登場。ちなみにかみさんは並盛りね。
残念ながら土日限定の十割の「しらびそ蕎麦」、限定の十割蕎麦は完売!くぅ〜悔しいが1巡目でないと食すことは難しいのだろう。あぁ〜残念。
続いて、自分の粗挽き蕎麦の大盛りだ。ここの十割は前回頂いたのだが、十割とは思えないほどの細切りで繊細で素晴らしかったのだが、二八の粗挽きも繊細で負けてはいない。強いコシと喉越し絶妙なのだ。
まずはそのまま・・・う〜ん、前回のように十割と二八の食べ比べではないためか?十分に蕎麦の風味が口いっぱいに広がり美味〜い!
続いてはもちろん麺つゆでだ。しかし、ここの麺つゆはホント少ない?っと言うか少なすぎ?確かに濃厚な鰹?鯖?の出汁が効いていて麺つゆたっぷりつける必要ないのだが、それでも何となく少なくて気になってしまう。
ホントちょこっとつけるだけで十分なほどの旨みなんだけどね。
う〜ん、この二八も粗挽きとは言え喉越し最高!これぞっ蕎麦切りの技なのだろう?コシも強く実にバランスのいい蕎麦だ。
昨日頂いたにっぱち庵とはまるで趣が違うそばのため、甲乙は付け難いね。これぞっ食べ比べの醍醐味だ。
そして、1番最初に器等出てきた蕎麦がきがようやく最後に登場!えぇ〜この順番ってあってるの?
まぁ〜本来はそば産地のおやつや酒のつまみなんだろうから、やっぱり蕎麦前に出てくるものじゃないの?
とりあえず、ワクワクしながら蓋をオープン!おぉ〜もっちもちの蕎麦がき参上!おぉ〜こうきたかぁ〜?
っと言うのもどの店も蕎麦は意外と似通っていても、蕎麦がきは各店個性いっぱいで、汁有無とか見た目から全然違うから面白いのだ。
ここの蕎麦がきは汁ありのほかほかプルプルタイプだね。いいじゃん。たっぷりのおろしと鰹節に少々の醤油でいくんだね。早速頂くとしよう。
おぉ〜すげぇ〜柔らかくてとんでもなくもちもちだ。この粘りの中に蕎麦の風味が詰まっている・・・ものすごい濃い味だ。美味ぇ〜!
おいおい、この蕎麦がき相当好みだぞ。やや辛味強い大根おろしのおかげでとにかく甘〜いのだ。あまりのネチネチに少々歯の隙間に詰まっちゃうのが難だけね。でも、この旨さだもん少々のことは許すとしよう。
面白いのがここの前回食した「手挽き田蕎麦」とはまるで違うことだ。汁なしでおろしもなく醤油+山葵もしくは塩のみで頂くのだが、これが食感ももちもち具合もまるで違うのだ。これこそが、蕎麦がきの奥の深さと言える。
一流の蕎麦を堪能した後は蕎麦湯だ。嬉しいことに蕎麦がきの残り汁もあるのでこれも蕎麦湯で頂いちゃおう!
肝心の麺つゆは元々えらく少なかったが、その分超濃厚なだけに十分嗜める。おぉ〜2杯もいただけるなんて嬉しいねぇ〜。
蕎麦がきの辛味大根おろしが蕎麦湯と合うねぇ〜。出汁がガンガン効いた麺つゆとの相性もバッチリ!う〜ん、7分目の腹をジワ〜っと温めて満たしてくれる。
最後に蕎麦湯をそのまま頂こう。ここのも比較的とろみ少なめであっさりと飲める。う〜ん、〆に最高だ。
これで2度目の訪問だが、改めて唸らせる旨さだ。流石、そば百名店へ南信州から唯一の選出されているだけのことはある。全国一とも思われる激戦区の長野県内で確固たる存在感を示し続けるだけのことはある。言っちゃなんだがこんな田舎ですごいものだ。
あぁ〜大満足。ご馳走様でした。店外に出てみれば20人以上?とにかくすごい人・・・おいおい、売り切れご免の店だけに全員分あるのかね?赤の他人の自分が心配しちゃうほどだ。
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