っとなれば20数年ぶりに夫婦2人が主役のイブとなったのだ。自分たちで思いっきり楽しめばいいじゃないかっ!
っということで、今年のイブも昨年に続き夫婦でクリスマスディナーといこうじゃないかっ!
円頓寺?四間道?どちらと言えばいいのかな?まぁ〜広い意味で那古野かな?この界隈は古い商店街から洒落た古民家風レストランやショップが点在するエリアに大きく変貌している面白いエリアだ。
その一角にあるのが今宵お世話になるフレンチ店「dai-DAN〜en〜ダイダンエン」だ。リニューアルされたばかりというだけに古民家風の店内の雰囲気は落ち着いてすごくいい感じ。早速、今宵のクリスマスメニュースタートだ。
今宵はワイン色々飲んでみたいと思ったので、ボトルではなく今宵のメニューに合うものをチョイスしてくれるグラス3杯セットをセレクトだ。
その1杯目はやっぱり泡もの・・・っということで「フレデリック・マルトレ」のトラディションというシャンパーニュだ。早速、乾杯!辛口というだけにスッキリと美味〜い!
まずは・・・ってこれなんだ?いきなりメニューにないサンタクロースの最中?
ヘぇ〜可愛いじゃん。かみさんに超受けがいい。おいおい中にはイクラとサーモン、なんだかすごく美味いんだけど。いきなり胃袋鷲掴み?これはえらく期待できそうだ。
【お口取り】クリスマスの贈り物。
コハダ巻き、牛ハツ、ハーブ風味のライスボール、更に馬肉のった牛タンっと色々と豪華絢爛でめっちゃ美味い!
フレンチでコハダの手毬寿司には驚かされたし、ライスボールの上手く表現できない旨さは素晴らしい!馬肉と牛タンの組み合わせって食ったことある?それにチラッとキャビアも庶民には嬉しいし、すごく独創的で美味いとくるから最高だ。
2杯目は「ドメーヌ・レ・ドゥーテール」のラ・ピティというロゼだ。
少し酸化しちゃってオレンジ色しちゃってる?でもこれが逆に華やかに見えて昨年飲んだオレンジヌーヴォーのようで悪くない。更にすごくフルーティーで甘めで華やかでこのタイミングにバッチリだ。まさにナイスセレクト!
【前菜①】軽く火入れしたオマール海老 自家製ベーコンとラビゴットソース!
ぷりっぷりのオマール海老が美味いのは当たり前だが、主役は完全に自家製というベーコンだ。これっめちゃくちゃ美味〜い!まるで濃厚なパテのようだもん。う〜ん、この濃厚な肉の旨みが口の中にジワ〜っと広がりしばし余韻と共に残る・・・うんめぇ〜!
フォカッチャ!シェフより「うちはボリューム多いと褒めて頂いてます」とのコメント通り、ここまででまだ前菜1品だけだからね。フォカッチャも考えながら食わなければならなそうだ。でも、ソース残るたびにひと口しちゃうよね。
【前菜②】白子の入ったフラン キノコのブイヨンソース!
スープかと思いきやっ洋風茶碗蒸しだ。中にはデカくて濃厚な白子!もう〜とろとろで美味〜い。更にトランペット茸の香りが素晴らしいのだ。思わず夫婦でうっとり?
3杯目は「ウッディファーム&ワイナリー」のウッディ・ブラン2023という白!
おぉ〜ブドウっというより、濃厚なフルーツ香がすごくいいね。酸味のバランスも素晴らしい!あと樽かな?木の香りがくるんだよぉ〜。これがいいのだ。あっという間に3杯頂いちゃうことに・・・まぁ〜はじめから3杯じゃ少ないと思っていたんだけどね。
【前菜③】フォアグラポワレ リードヴォーのムニエル 七面鳥のバロティーヌ添え!
手前が超希少部位と言われる”リードヴォー”。仔牛からしかとれない胸腺でこのまったり感がすごく美味い!更にぶ厚くて濃厚なフォアグラだもん。パリッと焼かれた七面鳥も流石に裏方役だ。いやぁ〜この一皿逸品だ!
【魚料理】鮟鱇のロティソースノイリーあん肝のテリーヌ添え!
なんなんだぁ〜この魚の骨みたいの〜?ここは美味いだけでなく遊び心あって楽しませてくれるもいいねっ。これっ色付けしたポテトを焼いたもののようだ。どれっ遠慮なくひとかじり・・・おぉ〜確かにポテトだ。カリッとしてこれだけでアテになるかも?
肝心の魚料理も完璧!だって鮟鱇(これでアンコウね)とあん肝だよ。肝は癖あって嫌いという方以外はたまらん旨さと言えるだろう。それもあん肝がいいサイズなのだ。この濃厚さ思わず笑みだね。
最後にやっぱり赤ワインないと歯抜け状態だよね?っということでオススメという「カイロル」のオーガニックワインの樽熟を頂くことに。オーガニックワインって詳しくは知らないが、要は無農薬無添加ってことでいいのかな?
思った以上に酸味、苦味、香りと複雑な旨みがあって面白い。なんだろう荒々しいっていうのかな?自分的には悪くないぞこれっ。でもワインで熊のラベルって珍しくない?
【肉料理】和牛イチボ肉 トリュフソース!
いよいよメインだ。もう〜かみさんは満腹状態でかなりきつそう?しかし、普通フレンチは料理引き立てるために白皿中心だが、ここは濃い目の和皿中心で個人的にはえらく好み。
肉に同系色の濃紅皿を合わせてくるかぁ〜?俺は好きだねぇ〜。フォアグラの青系の深皿も良かったなぁ〜。佐賀まで出向き特注しているそうだ。そのこだわりも含めてホント気に入っちゃったよ。
やや硬めの印象があるイチボもこれだけレアだとホント柔らかく美味い!でもね、実は自分的に主役はイチボではなく、その裏に隠れている野菜だ!
この根菜、実は「美食家のパセリ」と言われるセルフィーユというハーブの根なのだ。これがめちゃく甘くて美味いのだ。イチボが霞んじゃうくらいだからね。だって、ポテトに蜂蜜かけたような旨さと甘みなのだ。こんな美味いもんなんで広まらないの?更にこんなにトリュフの香り強いソースも初めて?あぁ〜旨すぎて勿体無い。しっかりとフォカッチャで頂いちゃおう。
【デザート】山形県産林檎のムース!
えぇ〜クリスマスなのに苺じゃないの?っとちょっと残念だったのも一転・・・う〜ん、林檎のムースの爽やかな甘さがめちゃ美味いこと。下にはゴロゴロ林檎があるしその食感もいいアクセントになっているのだ。更にここでイチゴのソルベだもんね。濃厚なチョコケーキより自分的には全然歓迎だ!
〆にはエスプレッソと悩んだが、クリスマスプレンド珈琲をチョイス!するとおいおい何やら出てきたぞぉ〜。まさかのお茶菓子じゃないかぁ〜。
チョコやクッキーなど少し用意してくれる店はあるものの、ここまで本格的なのって珍しいよね?もちろん大歓迎だ。
いやぁ〜美味かった。予め発表されたメニューからは高級素材感なかったのだが、あえてのサプライズ?とにかくプライス以上の内容と満足度。更に、今回初めて店内唯一のカウンター席ということだったのだが、オーナーシェフとずーっと雑談させてもらっての食事はホント楽しかった。このカウンター席ってVIP席だったかも?お忙しい中お相手して頂いて感謝だ。スタッフの対応もホント気持ちよかったからね。
なんだかなんだでかるく4万円以上はこの内容じゃ仕方ないというか?割安と感じちゃう程の満足度だ。これは再訪間違いなしかも?最後のクリスマスお菓子のお土産も頂いちゃったしね。あぁ〜いいクリスマスだった。ご馳走様でした。
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